西武監督候補の伊原氏、再建カギは捕手
西武の次期監督就任が確実視される球団OBの伊原春樹氏(64)が16日、“一OB目線”からチームの再建ポイントを語った。例として示したのは、炭谷のピンチでのリードだった。
伊原氏は「炭谷は12球団で見てもいい捕手」と評価。その上で「苦しい場面でいかに投手を助けられるか」と指摘した。
走者を得点圏に置いての被打率は、今季の規定投球回到達者では楽天・田中が12球団トップの・159。西武では牧田の・161、野上の・178こそ見劣りしないが、他の主力は岸・227、十亀・262、涌井・265と差がある。伊原氏は「近年の投手陣容は充実している」とみるだけに、捕手の危機回避能力は向上させたい。
監督就任の要請については「ない」という。17日は渡辺前監督が、後藤オーナーへシーズン終了報告と退任あいさつを行う。その後、速やかに伊原氏への正式な就任要請が行われそうだ。