立大・岡部、あるぞ47年ぶり3冠王

 「東京六大学野球、立大4-2早大」(13日、神宮)

 立大が早大を破り、1勝1敗のタイとした。立大・岡部通織外野手(3年・帝京)が決勝の逆転3ランを放った。斎藤俊介投手(2年・成田)が今季2勝目。法大は東大に連勝し、勝ち点1。石田健大投手(3年・広島工)が5安打完封でリーグ戦通算15勝目を挙げた。

 ここぞの場面を、岡部は逃さなかった。1点を追う四回無死一、二塁。早大・吉永の甘い直球を完璧に捉えて右翼席へ運んだ。「走者を進めようと振り抜いたのが、最高の結果になって良かった」。相手4番・小野田のソロで先制を許した直後に、立大の頼れる4番がキッチリお返しした。

 開幕から10戦連続安打と快音が止まらない。13打点はリーグトップ。打率・475、2本塁打も小差の2位だ。大塚淳人監督は「凡打でもすごくいい全力疾走をするようになった。技術面と精神面の成長が結果につながっているのでは」と、好調の要因を挙げた。

 負ければ優勝が厳しくなる一戦で、チームを救う一発。このまま打ち続ければ、立大では66年春の槌田誠以来、47年ぶり2人目の3冠王も見えてくる。「あまり意識はしていないけど、頑張ります」。勝負強さが光る主砲は、自然体で偉業に挑む。

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