バレ砲球団新記録の45&46号連弾
「ヤクルト8‐3巨人」(22日、神宮)
ダイヤモンドを悠々と1周すると、天を仰ぎ両手を合わせてホームインした。ヤクルト・バレンティンが五回2死一塁、シーズン最多本塁打の球団新記録となる45号2ランを左翼席上段に運んだ。さらに七回2死で2打席連続の46号ソロ。「スワローズの歴史に名前を残せて光栄に思う。信じられない。最高の気持ち」。バレンティンは静かに喜びをかみしめた。
来日3年目。各投手の球種はもちろん、捕手の配球についても日々研究を重ねている。「それがすべてうまくかみ合ってきた」とバレ砲。豪快な外見とは裏腹な緻密な努力が実を結んでいる。さらに小川監督は「打てる範囲がうんと広い。頭の高さでも打つ」とその高い技術を評した。
元チームメートの快挙に胸を躍らせた。マリナーズでともにプレーしたイチローが、日米通算4000安打を達成。「細いけどパワーを備えていたし、僕より力を持っていた。あと10年はできる選手。8000本を打てる能力を持っている」と称えた。異国の地で大記録に向かって突き進む姿は、くしくも一緒だ。
残り37試合で62本塁打ペース。シーズン最多本塁打記録の55本を視界にとらえている。「この数字に満足せず、シーズン最後まで1本でも多くのホームランでチームに貢献していきたい」。前人未到の56本塁打へ、期待は日に日に高まるばかりだ。
