桜宮23得点爆勝発進!3月に活動再開
「高校野球・大阪大会1回戦、桜宮23-0高槻」(7日、豊中)
23得点の五回コールドで圧勝発進し、桜宮ナインは万感の思いで満員のスタンドに頭を下げた。
昨秋の大阪大会は部内暴力で出場辞退。さらに昨年12月にバスケットボール部主将の男子生徒が自殺した問題で、1月14日から全校部活動自粛となった。本格的な活動再開は3月1日。今春の大阪大会は1回戦で敗れた。福原和行監督(49)は「グラウンドに入った時、やっとみんな一緒にグラウンドに立てると思い、グッと来た」と目に涙を浮かべた。
147キロ右腕・藤岡大士投手(3年)は142キロをマークし、6奪三振で4回1安打無失点。「公式戦登板は1年ぶり。やっとしっかり野球ができてうれしい」と振り返った。活動自粛期間は走り込みを続け、3月には右手の神経を痛めたが克服。18歳の誕生日を快投で飾った。7球団8人のスカウトが視察した。