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【天皇賞・秋】セイウンハーデス有終ラストランへ 最強世代の名脇役 橋口師「あれだけ重い屈腱炎から復活。感謝しかない」

栗東坂路を軽快に駆け上がったセイウンハーデス(撮影・石湯恒介)
栗東坂路を軽快に駆け上がったセイウンハーデス(撮影・石湯恒介)
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 「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)

 前哨戦の毎日王冠を制したセイウンハーデスが栗東坂路で最終追い切りを行った。弾むようなフットワークで軽快に登坂。橋口師も胸を張る悔いなき仕上げでラストランに臨む。なお、29日に出走馬17頭と枠順が確定。同一年天皇賞春秋制覇が懸かるクロワデュノールは1枠1番、連覇を狙うマスカレードボールは昨年と同じ4枠7番に決まった。

 いざ、感動のフィナーレへ。今回がラストランとなるセイウンハーデスは、栗東坂路を単走馬なりで4F54秒5-39秒0-12秒5をマーク。7歳という年齢を感じさせない弾むようなフットワークで軽快に駆け上がり、大一番に向けて万全の態勢を整えた。

 最後の追い切りを見届けた橋口師は「道中のリズムやラストの反応もすごく良かったです」と納得の表情。「前走は8割もないぐらいの仕上がりでしたが、今回は動きや馬体の張りなど全てが違います。年齢もあるのか仕上がりが遅いところもありましたが、1回使ってガラっと変わりましたね」と悔いのない仕上げに胸を張った。

 近年最強と言われるイクイノックスやドウデュースと同世代。4歳時の七夕賞で重賞初勝利を飾ったが、その直後に指揮官が「内心、もう無理だと思った」と言うほど重たい右前脚の屈腱炎を発症した。それでも1年以上の長期休養を挟んで不屈の精神で復活すると、6歳春にエプソムCを、そして7歳秋を迎えた前走の毎日王冠を制覇。円熟味を増した走りで厩舎を支え、ファンを沸かせ続けてきた。

 ともに過ごした約5年。指揮官は「ダービーに初めて連れて行ってくれて、芝の重賞も初めて勝たせてくれた。何より、あれだけ重い屈腱炎から復活したのは、厩務員時代を含めても初めてのこと。特別な馬ですし、本当に感謝しかないです」と、少し名残惜しそうに思いを打ち明ける。

 ラストランの相手は、2頭のダービー馬や昨年の覇者など強豪がそろった。それでも「跳びがすごく大きいので東京がベストですし、距離も1800~2000メートルがいい。何よりも本当にいい状態で送り出せますから」と力を込める。最強世代の名バイプレーヤーが、主役を食う快走で自らの花道を飾る。

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栗東坂路を軽快に駆け上がったセイウンハーデス(撮影・石湯恒介)

NEW 2026.10.30

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