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【有馬記念展望】ジャスティンパレスが混戦を断つか

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 「有馬記念・G1」(24日、中山)

 ファン投票で出走メンバー中最上位となる3位に支持されたジャスティンパレス。今年は阪神大賞典-天皇賞・春を制し、宝塚記念3着、天皇賞・秋2着と充実ぶりが著しい。鞍上は引き続き横山武。昨年7着以上の走りに期待したいところだ。

 今年のダービー馬タスティエーラは古馬との初対戦となるが、クラシック3冠では2、1、2着と実力は世代屈指。3歳馬は直近10年で16年サトノダイヤモンド、18年ブラストワンピース、21年エフフォーリア、昨年イクイノックスがV。激戦をこなしてきた古馬勢よりフレッシュな状態で使えるのは強みだ。世代交代へ。

 G1・2勝目を狙うソールオリエンスも注目だ。菊花賞3着後は放牧に出され、11月28日に美浦に帰厩。30日にはWで初時計をマークするなど、順調に調整が進んでいる。皐月賞制覇後は2、2、3着と惜敗続き。頼れる川田を鞍上に迎えてグランプリ制覇といく。

 復権をかけて臨むのはドウデュース。今季は京都記念を快勝したものの、ドバイTを左前脚ハ行で出走取り消し。復帰戦の天皇賞・秋も7着に敗れ、評価を落としたが、前走のジャパンCは直線外からメンバー2位の上がりで追い上げて、ダービー馬の意地を見せた。同期のライバルは電撃引退。ここは結果が求められる一戦だ。

 ラストランを迎えるタイトルホルダー。前走のジャパンCは、2番手からしぶとく踏ん張り5着。かつては頂点を極めたG1・3勝馬が、地力の高さを改めて示した。持久力勝負になる中山芝2500メートルは歓迎材料。来年からは種牡馬入りが決まっており、4つ目のタイトル奪取で、有終の美を飾りたいところだ。

 凱旋門賞で4着に奮闘したスルーセブンシーズ。後方追走から直線に向くと、馬群をさばいて力強く伸び、世界の強豪に迫った。2走前の宝塚記念ではイクイノックスの首差2着。侮れない存在だ。

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