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ド迫力!急潮に大接近!日本3大急潮のひとつ 愛媛・今治の来島海峡

 来島海峡急流観潮船から来島海峡大橋をのぞむ
 観潮船から見た今治造船のドック。もうすぐ進水式
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 「海峡」と聞けば関西人なら「鳴門」を思い浮かべる人が多いだろうか。もちろん「津軽」もアリだが、来島(くるしま)海峡も忘れてはならない。九州と関西を結ぶ瀬戸内海航路の真ん中に位置し、愛媛県今治市の沖合にある海域だ。外国船舶やコンテナ船などが通る国際航路でもある。付近を周遊する「来島海峡急流観潮船」に乗って、渦潮や造船所の迫力を間近で味わった。

 ◇   ◇

 観潮船の定員は船員も含めて44人。ちょっと大きめの平型ボートといったところ。出航時間が迫ると家族連れや友人同士、カップルらが乗り込んでいった。

 妙齢の美しい女性2人が前の座席に座った。「なんで女2人なのだろう」。どうでもいいことだがつい考えてしまう。一方は左手薬指に指輪をしていて一方はしていない。指輪をしていないほうの笑顔は弱々しく、指輪をしているほうは元気そうに見える。指輪をしていないほうは離婚協議が進展せずに慰めてもらっているのか。あるいは長く続いた不倫関係を清算して慰めてもらっているのか。

 などと妄想しているうちに、船は今治市伊予大島の下田水港を出港した。快晴。しばらく走った後、しまなみ海道の来島海峡第二大橋をくぐった。巨大な橋を海から見上げるのは格別。船ならではの景観を楽しめる。

 海峡ならではの渦潮にも接近可能だ。出航時間にあわせて船長が一番のポイントに連れて行ってくれる。直径2、3メートルから数十センチのものなど音が聞こえるほど間近に見ることができた。船がそれほど大きくないぶん、手を伸ばせば届きそうな臨場感だった。

 国内最大の生産量を誇る今治造船のドックも見ることができた。巨大な船がまさに進水式にのぞもうとしている。しかし、危険なのでその瞬間には海側から立ち会うことはできないそうだ。残念。

 周遊中、貨物船や客船と頻繁にすれ違い、乗客や船員らと手を振りあった。大型船の影響を受けて揺れる。観潮船に乗った子供たちは歓声をあげていた。

 来島海峡については「一に来島、二に鳴門、三とさがって馬関瀬戸(関門海峡)」という言葉があり、鳴門海峡、関門海峡と並ぶ日本三大急潮のひとつとされる。約50分の船旅で“急潮”を満喫した。

 ◆来島海峡急流観潮船 最寄り駅はJR予讃線今治駅。下田水港は、「体験型道の駅 よしうみいきいき館」から徒歩数分。今治駅から「よしうみいきいき館」までタクシーで約30分。観潮船での周遊時間は約50分。中学生以上1500円、小学生1000円。予約、問い合わせは(株)しまなみ(TEL0898・25・7338)。海鮮七輪バーベキューの問い合わせも同。

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