“鉄の和”でパンダに乗りたい~和歌山
JR西日本が南海電鉄などと「和み、和らぐ。和歌山からはじまる旅。キャンペーン」を開催している。鉄道会社が連携し、人の和ならぬ“鉄の和”で和歌山の魅力を伝える取り組みを取材。なんばから特急「こうや」の特別仕様車両で、開創1200年で沸く高野山へ。アクセスバスで紀伊山地を縦断し、白浜からは特急「くろしお」のパンダシートにも乗ってきました。
“くろしおパンダ”に乗れなくなる?特急「くろしお」の一部に設置されているパンダをかたどった座席「パンダシート」が、今秋で姿を消す可能性が出てきた。
パンダシートは振り子式電車の381系に設置されている。行き先の白浜には今年5月には双子の赤ちゃんパンダが屋外デビューも果たした「アドベンチャーワールド」があり、旅路のテンションが上がること必至だ。
子どもが座るにはちょうどいいサイズ。いいオッサンが座ると、パンダの口元が頭をつついてチョット痛い。それよりも、周りの乗客からの視線がもっとイタい。
指定席車両に4席設置されているが、自由席扱いで誰でも利用可能。記念撮影用で、譲り合って使用してほしいとのこと。みんなのパンダは独占禁止だ。
ツイッターなどでも時おり拡散され、レアでちょっとアレな座席として話題を呼んでいたのだが…。車両の老朽化もあり、ひっそりと引退することになりそうだ。
1978(昭和53)年から紀勢線を走る381系は老朽化のため順次姿を消し、後継車両には289系が拡充運用される。JR西日本の担当者によると「このシートもなくなる予定です」という。カーブでも高速走行できる振り子式電車とともに、パンダシートも消えてしまうのか…。
ネクタイを締めたサラリーマン客が多かったからか、この日のパンダちゃんの周りはひっそりとしていた。だが、ラッシュ時のホームに入線すると、まさかの着ぐるみ座席に目を白黒させるホームの通勤客も。インパクトはアンパンマン列車やトーマス機関車にもひけを取らない。
夏休みシーズンや休日には、写メの音がやまないパンダシート。車窓に広がる海を見ながら、学生時代パンダのぬいぐるみに入った時のことを思い出した。子どもが群がる群がる…中身はパンダ体形のブサイクなのに…。時は変わっても、愛くるしいパンダは子どもや女子の心をつかんでやまない。
ここのパンダならツーショットも抱っこも撮り放題。家族との夏の思い出に、そして写真ネタに。惜別のパンダシートは“いいね!”間違いなしです。
★アクセス 高野山と熊野、白浜・紀伊田辺を結ぶ「高野・熊野・白浜アクセスバス」が11月29日までの土・日・祝に運行されている。1日乗り放題で4000円。問い合わせは日の丸観光バスTEL0736・73・2233。また、和歌山フリーエリアまでの特急くろしお往復普通車指定席とフリーエリア内が3日間乗り放題となる「和歌山フリーパス」が27日まで発売される。おとな9000円、こども3000円。「トクトクきっぷ」で検索か、TEL0088・24・5489へ。
