虎党よ、待っていてくれ。阪神のジャスティン・ボーア内野手（３１）が２５日、甲子園での集合練習後にオンライン取材に応じ、シーズン開始後の本塁打量産を約束した。

　当面は無観客となる中、阪神はホームランボールにサインを入れてファンにプレゼントする企画などを計画している。オープン戦、練習試合では、いまだノーアーチに終わっているが、求められるのは主砲としての一発。

　「自分の能力を信じていれば必ず打てると思っている。ぜひみなさんにも待っていていただきたい」。１球でも多くプレゼントを届けることを約束した。

　「練習試合、阪神３－２広島」（２日、甲子園球場）
　プロ野球は２日、首都圏と関西で練習試合６試合を無観客で再開し、新型コロナウイルスの影響で今月１９日に延期されたセ、パ両リーグの開幕に向けた調整が本格的にスタートした。

　ジャスティン・ボーア内野手（３２）に待望の来日“１号”が飛び出した。四回、強い浜風を切り裂く先制の右越え２ランで３月２５日以来の対外試合を勝利に導いた。巨人との開幕カードへ向け、期待の大砲がようやくお目覚めだ！

　「今日はファンがいなかったけど、自分の中で４万人ぐらいのファンに囲まれて走ることをイメージしながら走った。ファンがいる時にホームランが打てたらいい」

　「練習試合、阪神６－０広島」（４日、甲子園球場）
　こ、これはもしかして本物！？新助っ人のバットがまた火を噴いた。阪神のジャスティン・ボーア内野手（３２）＝前エンゼルス＝が三回に右翼ポール際へ、３試合連続アーチを放った。

　新ポーズの「ファイアボール」も披露し、気分もノリノリだ。チームも広島に３連勝。今季の矢野阪神の行方を左右する主砲が、完全に目を覚ました。