元阪神ドラ2・一二三慎太容疑者逮捕…あのアクシデントが人生を狂わせたか

元阪神の一二三慎太が、女性を乱暴した疑いで逮捕されました。ドラフト2位で華々しくプロ入り、大きな期待を集めましたが…その直後のアクシデントが右腕の人生を狂わせてしまったのでしょうか。

公開日:2017.11.23

【2010年12月7日デイリースポーツ1面より】
 阪神が今秋のドラフトで指名した8選手(育成枠3人含む)の新入団発表が6日、大阪市内のホテルで行われた。ドラフト2位の一二三慎太投手(18)=東海大相模=は、球団発表のプロフィルで来季の目標に「新人王」と明記。阪神で高卒ルーキーの新人王獲得となれば史上初の快挙となり、甲子園準V右腕が大きな野望を胸にプロの門をたたいた。
(中略)
 乗り越えなければならないハードルは高いが「新人王は大きな目標で、そこは自分の努力で変わってくる。それに向かって必死に頑張っていきたい」と力強く宣言した。

2011年1月12日デイリースポーツ紙面

【2011年1月12日デイリースポーツ紙面より】
 阪神のドラフト2位ルーキー、一二三慎太投手(18)=東海大相模=が11日、鳴尾浜の虎風荘に5日遅れで入寮した。部屋に元プロレスラー、アントニオ猪木氏(67)から贈られた書を額に入れて持ち込み、将来、1軍で活躍した際には同氏を甲子園に招待する希望を明かした。
(中略)
 大投手への道を真っすぐに突き進む。猪木氏の書を寮に持ち込んだ一二三は「迷わず行けよ、行けば分かるさ、という言葉があって、いいなと思った。自分も絶対にそういう壁があると思う。不安だと思うが、迷わず行こうと思います」と宣言した。
 猪木氏が詩「道」を直筆で記した書は、4日に知人を介してプレゼントされた。それまで特にファンだったわけでもなく、名前を連想させる「1、2、3…」のパフォーマンスを気にしたこともなかったという。だが、今は不思議なつながりを感じずにはいられない。

2011年1月13日デイリースポーツ紙面

【2011年1月13日デイリースポーツ紙面】
 阪神の新人合同自主トレが12日、鳴尾浜で行われ、溶連菌感染症のため出遅れていたドラフト2位・一二三慎太投手(18)=東海大相模=が合流した。初めて披露したキャッチボールでは、視察した山口高志投手コーチが“荒れ球”を絶賛。昨年の秋山同様の英才教育プランを口にするなど、素材はピカイチだ。
(中略)
 ドラフト3位の中谷を相手に、約40メートルの距離で黙々とボールを投げ込んだ。その全てが横から見ても分かるほどの“クセ球”。微妙に変化しながらも、失速することなく、力強い軌道を残してミットに収まった。
 視察した山口投手コーチは「さすが甲子園であそこ(決勝)まで勝ったピッチャーやな」と珍しく、手放しで褒めちぎった。

まさかの右肩痛発症…野手転向を決意

華々しくプロ入りし、大きな注目を集めていた一二三でしたが、まさかの右肩痛を発症。新人王を目標としていたルーキーイヤーを棒に振ることになってしまいました。

2011年2月13日デイリースポーツ紙面

【2011年2月13日デイリースポーツ紙面より】
 阪神のドラフト2位・一二三慎太投手(18)=東海大相模=が7日、右肩痛を訴え、今キャンプ3度目のブルペン入りを緊急回避した。
(中略)
 ショッキングな告白だった。「去年の夏くらいから痛みはあった。その中で投げていた」。今キャンプ3度目のブルペン入りを見送った一二三が胸にあった思いを吐露した。昨年のセンバツ大会後に、上手投げからサイドに転向したが、フォームが固まりきっていなかったことで、疲労が蓄積。右肩痛につながったとみられる。
 虎の将来を担う右腕に対し、中西2軍投手コーチは吉竹2軍監督ら首脳陣と話し合い、当面は冷却期間を設けることを決断。「今慌ててどうこう言うピッチャーじゃない」と将来を最優先する考えを示した。

このアクシデント後、あれほど大きく報じられていた「一二三」の名前は、ほとんどデイリースポーツに登場しなくなります。

時々小さな続報が紙面の片隅に掲載されますが、どれも寂しい内容でした。

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