さらば阪神・ロジャース!失速の虎を救った“パンダ”に花束を

シーズン途中で阪神に加入した新助っ人・ロジャース。彼の活躍で拾った白星も多かったはずですが、CSを待たずに帰国…このまま退団濃厚です。短期間ながら、奮闘し続けた“パンダ”の雄姿を振り返ります。

公開日:2017.10.3

2017年7月24日デイリースポーツ紙面

 猛虎史上100代目の4番を任されても、阪神のジェイソン・ロジャース内野手(29)に気負いはなかった。愛称「パンダ」の由来となった落ち着きぶりは何も変わらなかった。「変えようとは思っていないし、今まで通りのことをやるだけ」と明かした助っ人。マルチ安打で確かな適性を証明した。

「パンダ」初4番でマルチ!ロジャース虎史上100代目4番で適性証明

 今3連戦で11打数6安打、2本塁打、5打点と大暴れしたロジャース。「ある程度、自信はついた」と頼もしい言葉を残した。ただ「シーズンが終わった時に振り返ってどう思うか」と決して慢心はない。

「パンダ」初4番でマルチ!ロジャース虎史上100代目4番で適性証明
2017年7月27日デイリースポーツ1面

 阪神が3位に転落した。連敗で28日にも自力優勝の可能性が消滅する危機に立たされた猛虎だが、頼みは新助っ人ジェイソン・ロジャース内野手(29)だ。3-6の八回にはバックスクリーン左へ強烈な一発。甲子園初アーチとなる3号ソロで、本拠地の虎党の大歓声を浴びた。

3位転落もロジャースが逆襲弾!聖地&4番初本塁打

 4月26日以来の3位転落。王者・広島とは11ゲーム差に広がってしまった。だが、頼りになるロジャースが4番に座る。「チームを助けるために、日本へ来たから」。諦めるのはまだ早い。奇跡の逆転Vへ。最後まで戦い抜いた集団だけに、チャンスは与えられる。

3位転落もロジャースが逆襲弾!聖地&4番初本塁打

夏場の阪神は故障者・離脱者も多く失速気味でした。そんな中でロジャースの活躍は大きなものでした。それはシーズン後半になっても変わりません。

ロジャース先制打 「つなぎの4番」連日の勝負強さ

 再び阪神・ロジャースが輝きを放った。前夜に続く快音が敵地に響き、試合の流れが一気に傾いた。「積極的にいこうと思っていて、いい結果になって良かったよ」。先発・九里の出ばなをくじく先制打。好調のパンダ砲が、猛虎打線を勢いづかせた。

ロジャース先制打 「つなぎの4番」連日の勝負強さ

 状況に応じて打撃を変えるという新助っ人は、先制打について「どんな球種が来てもコンタクトできるように意識したんだ」と振り返った。時に「つなぎの4番」に変身するパンダが今、打線を支えている。

ロジャース先制打 「つなぎの4番」連日の勝負強さ

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