阪神3位指名の大経大・常深「40歳でも投げられるように」虎の和田毅目指す 昨年12月に死去した元阪神・高代コーチに喜び“報告”
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(22日、都内ホテル)
目指すは“虎の和田毅”だ。阪神から3位指名を受けた大経大のMAX149キロ左腕、常深颯大投手(22)は「プロ入りというのが幼い頃からの目標だったので、正直、ほっとしました」と笑顔を浮かべた。
兵庫県小野市で生まれ育ってきた阪神ファン。一方で明石商では甲子園の土を踏むことができなかった。「地元だし、甲子園で投げられることにワクワクしています」と、早くも縦じまのユニホームに身を包んだ自身の姿を思い描く。
会見では、自身のテーブルに大経大を率い、阪神でもコーチも務め、昨年12月に亡くなった高代延博さんの写真を立てかけた。「野球というよりも礼儀とか、社会人として通用する人間に、ということを教わった」と常深。「今回の指名を一番に伝えたかった」とも。
自身の強みは「テークバックの見づらさ、ベース板上でのボールの強さ、変化球のキレ」と言う。同じ阪神からドラフト1位指名された榊原七斗(明大)は中学、高校とライバル関係にあった。その榊原から「速いな」と言われた、球速よりも押していける球質が、最大の武器だ。
伊原、大竹、高橋と左の好投手がそろう阪神。「そこを超えていかないと、試合には出られない。全員を超してやる、という気持ちでやっていきたい。和田毅さんのような、40歳でも投げられるように」と話した。
大学入学時133キロだった直球を、149キロにまで上げてきた努力と工夫。「球速より、バッターが嫌がるピッチャーになりたい。そして全力プレーで勇気や感動を与えたい」と、強みをさらに磨き上げて、これまで試合では縁のなかった甲子園を、自分の庭にしてみせる。
【常深颯大(つねみ・そうた)】
◆生年月日 2004年7月19日、22歳。
◆出身 兵庫県小野市。
◆サイズ 179センチ、80キロ。
◆利き腕、ポジション 左投げ左打ち。投手。
◆野球歴 小野東小4年時に野球を始める。小野中では兵庫加古川ヤングに所属。明石商に進み、2年秋からベンチ入り。大経大では2年春に新人賞。リーグ通算18勝11敗、防御率2・19の成績を残し、今秋ベストナイン。
◆球種 MAX149キロの直球とスライダー、ツーシーム、カットボール、フォーク、カーブ。
◆学業 ここまで履修した64単位中、58単位で「優」。平均点も88・8点の文武両道。
◆趣味 釣り。「最近行けてませんが明石海峡でアジ釣りによく行ってました」
◆家族 両親と兄2人、下に双子の弟と妹の5人きょうだい。
