阪神・藤川球児監督 V目前でも一戦必勝 目の前の試合に「集中」 島田と小幡の起用「可能性があるというサイン」
阪神の藤川球児監督(46)が2日、最短3日の胴上げを前に自然体を強調した。この日は午前中から選手、スタッフら全員が健康診断を受診。全体練習後、広島戦(マツダ)に備えてチーム宿舎に入った。巨人が敗れ優勝マジックは「1」。引き分け以上なら、自力での2リーグ制後初のリーグ連覇が決まる一戦を前に「明日のゲームしか考えていない」と泰然自若とした様子。一戦必勝でゴールテープを切る。
三塁ベンチから練習を見守った藤川監督は、選手の動きに手応えを感じていた。1日の巨人戦で今季最長、5時間5分のロングゲームをドローに持ち込み、まだ激闘の余韻が残る球場で各選手が黙々と汗を流した。午前中には全選手、監督、コーチらを対象にした健康診断。「いい血が採れたと思います」と笑った。
「各選手、気持ちは非常に高いところにあるのではないですかね。チームとしてすごく大事。とにかく、しっかりと高い位置に気持ちを持っていくという部分ではね」
この日、島田と小幡を2軍から呼んだ。指揮官は「登録するかはまだハッキリしていない」と説明。同日の巨人戦で高寺が左手甲に投球を受け、この日は患部をテーピングで固定していた。最悪のケースに備えた対応と説明。「それと状態のチェック。彼らを起用する可能性があるというサインですよね」と続けた。
全体練習前には木浪、熊谷、元山の3人に、小幡も参加し、最近では恒例となった早出特守を実施した。記録には残らなかったが1日の同戦、元山の拙守から一時勝ち越し点を許した。試合後は「選手たちも簡単にプレーしているわけじゃない」とかばったが、監督就任以降、「凡事徹底」をテーマに掲げる中、選手にもその姿勢を求めた。
この日は広島移動日の阪神に対し、巨人は神宮でヤクルト戦があった。ファンならずとも勝敗が気になる一戦だが、藤川監督は「食事に行きます。食事の時間ですね」と無関心を強調。「他球団のゲームに準備することはできない。明日のゲームしか考えていません」と、眼前の広島戦を勝つことに集中する考えだ。
「明日のゲームの準備はできる。そこに集中し続けることが、シーズンでは当たり前のことかなと」。2リーグ制導入後、初のリーグ連覇に挑んだ1年。ゴールテープが目前に迫る。胴上げは広島で。首位・阪神は勝って頂点をつかむ。一戦必勝-自力で活路を開く。
