阪神・岩貞はおちゃめで気遣いの人 フェンスの向こうのファンにも丁寧にサイン これからは存分に推し活も楽しんでほしい
阪神の岩貞祐太投手(35)が30日、西宮市内で現役引退会見に臨んだ。先発、中継ぎとして虎一筋で走り続けた13年。23年に脳腫瘍でこの世を去った同期入団の横田慎太郎さんへの思いが原動力となっていたことを明かした。10月6日・広島戦(甲子園)で引退セレモニーが行われる予定となっている。
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取材させてもらって数年だが、その中でも分かる、岩貞さんは優しくてちゃめっ気のある魅力的な人柄だ。いつも話せばジョークがほとんど。この日も最後まで会見場を笑わせていた。
ベテランになっても決して偉ぶることはない。記者たちと焼き肉に行っても「いいよ、いいよ」とトングを渡さない、気遣いの人だ。ファンへの対応も真摯(しんし)。春季キャンプでも列が途切れるまで何十分もサインし続けた。印象的だったのは9月上旬のSGLでの出来事。話していた岩貞さんは「ちょっと待って」とフェンスの方に駆け寄った。そこにはユニホームだけが揺れていて、岩貞さんは姿が見えないフェンスの向こうのファンにも丁寧にサインしていた。
取材であまり語ることはなかったが、プライベートではガールズグループ・NiziUの大ファンだ。グラブには推しのMAKOのメンバーカラーであるオレンジを取り入れている。「ファンの人に『巨人カラー』って言われたんだよね」と笑っていたこともあった。オフには家族でライブに参戦することも。アリーナの最前列でオレンジの服を着てペンライトを振る、おちゃめな姿も見せていた。2023年からはNiziUの「CLAP CLAP」を打席の登場曲に設定したが、一度も流れる機会がなく幻となってしまったのは残念だ。これからは存分に推し活も楽しんでください!(デイリースポーツ・山村菜々子)
