高校野球「7イニング制」賛成?反対?7回制を経験した阪神選手 山田&今朝丸&早瀬は反対「短い」合致 7回完投「パッとしない」

 阪神・今朝丸
U-18アジア選手権の韓国戦に3番手で登板した今朝丸=24年(共同)
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 8月22日に智弁和歌山の優勝で幕を閉じた、第108回全国高校野球選手権大会。今大会は審判の判定に対して映像で確認を求める「ビデオ検証」や、女性審判の活躍など新たな取り組みも注目された。そして今後、議論を進めていくのが「7イニング制」の導入。暑熱対策など、高校生や関係者のことを考えて議論されているが、プロ野球選手はどう感じているのか。阪神の主力選手を中心に、高校時代に7回制を経験した若虎にも意見を聞いた。

  ◇  ◇

 実は高校時代に7回制を経験した選手がいる。阪神の山田脩也内野手(21)=仙台育英=や今朝丸裕喜投手(20)=報徳学園=、早瀬朔投手(18)=神村学園=は18歳以下の日本代表に選ばれ、国際大会では7回で戦った。経験者の3人も7回制には反対。その理由を聞いた。

 山田は23年のU-18野球ワールドカップに出場し、優勝した。「すごい短いなと思った」と当時を振り返る。「乱打戦で負けた試合があったんですけど、接戦の時こそ八、九回で何か起きると僕は感じた。7回になるのは面白みがなくなるのかなと」。この世代はさまざまな対策もされながら、プレーしてきた。「7回制は本当の最終手段だと思います」と他の改善策を模索した。

 今朝丸は24年にU-18のアジア選手権に出場。「やっぱりめっちゃ短いです」と山田と同じような体感だった。スーパーラウンドでは台湾に1-0で勝利。韓国には0-1で敗れた。この2試合もあと2回あったら、結果が変わっていたかもしれない。7回制の良かったところは「うーん…。ないですね」と出てこない。「やっぱり自分は9回派です」と言い切った。

 早瀬は昨年のU-18野球ワールドカップに出場し、活躍した。7回制の感想は「短いなという感じはありました。これで終わりか、みたいな。物足りないですね」とやはり短さを肌で感じた。利点については「大差で勝っている時は7回で終わったら楽」と正直な思いを明かした。ただ、加えて「あと1点で同点、逆転という場面だと野球は何があるかわからない。あと2回ほしいというのはありますね」と7回制には反対した。

 実際に経験すると、口をそろえて言う「短さ」は暑熱対策において、名案なのかもしれない。ただ、その「短さ」を選手は納得していない。投手の2人は7回で完投しても「あんまりパッとしない」(今朝丸)、「ちょっと違いますね」(早瀬)と胸を張れないようだ。この違和感が大きな課題になりそうだ。

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