阪神・藤川監督 終盤のミスに「課題はありますね」 九回中野の好守称賛 球団タイ東京ドーム9勝、13日にも巨人戦シーズン勝ち越し

 「巨人1-5阪神」(12日、東京ドーム)

 首位攻防戦を快勝で飾った試合後、阪神・藤川球児監督は厳しい表情を崩さなかった。前夜の4本塁打9得点に続き、3本塁打を含む11安打で5得点。連日の大勝に「派手に野球を見てもらうことができていますが…」と前置きした上で、語ったのは終盤の接戦に備えた戦術だ。

 「本当はもう少し細やかな、野球としては永遠に必要なことですが、課題はありますね」。序盤、中盤と効果的に得点を重ね、4点リードで迎えた八回だ。先頭の熊谷が右前打で出塁すると、七回の守備から左翼に入った高寺に打席が回った。

 藤川監督はバントを指示したが、ポップフライで犠打を失敗した。近本、中野と後続も倒れて無得点。畳みかけることができなかった。追加点を奪えなかった結果だけではなく、相手に流れを渡しかねないのが終盤のミス。だからこそ九回、先頭出塁を許さなかった中野の好守を称賛した。

 「いいゲーム展開のまま、勝負どころをきちんと進めたという意味では、バッテリーと最後の中野の守備、その辺りですね。良かったと思います」

 今季、敵地ドームでは9勝2敗。同地での対戦2試合を残し21、25年の球団タイに達した。10勝なら97年のヤクルトに並ぶリーグ記録。また、今季の対戦成績も12勝7敗で、あと1勝で2年連続のシーズン勝ち越しも決まる。「また一丸となって勝負したい」と藤川監督。球史に残る偉業でリーグ連覇に弾みをつける。

 ◆巨人のカード別東京ドーム最多敗戦数は 巨人は今季東京ドームでの阪神戦9敗目。巨人が同球場で記録しているカード別ワースト敗戦数は1997年・ヤクルト戦の10敗。

 ◆21世紀の伝統の一戦は勝敗タイに 阪神は2001年以降の21世紀・巨人戦勝敗成績を309勝309敗23分けのタイに。13日の第3戦で勝てば勝ち越しに成功する。

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