阪神・佐藤輝1戦2発!通算150号 掛布に次ぐ球団年少2位 森下と2試合連続アベック弾「続けて良かった」

 「巨人1-5阪神」(12日、東京ドーム)

 空中戦で圧倒し、宿敵に今季最大タイの2差をつけた。初回に先制打を放った阪神・佐藤輝明内野手(27)が三回に25号、七回に26号とソロ2発で通算150号をマークした。27歳4カ月での到達は掛布雅之の25歳1カ月に次ぐ、球団2位の年少記録。さらに28号を打った森下翔太外野手(25)と初の2試合連続アベック弾で、1985年掛布&岡田彰布以来となる球団生え抜きの“25発コンビ”が誕生した。チームは3連勝で今季の巨人戦12勝目となり、同カード勝ち越しに王手をかけた。

 軽やかな快音と、2発の轟(ごう)音を東京ドームに響かせた。佐藤輝が決勝の先制打を皮切りに、森下との連弾&通算150号と1試合2本塁打。「いい結果が出て良かった。何より勝てたので良かった」。試合後は無数のフラッシュを浴びながらインタビューに答え、記念のパネルを誇らしげに掲げた。

 大暴れだった一日。豪快な2発はひとまず置いて、貴重な先制打から始まった。初回1死一、二塁。井上の初球の速球を華麗に流し打った。「積極的に仕掛けていって、一発で捉えられたので良かったです」。三遊間を破り、大事な首位攻防戦の2戦目も主導権を握った。

 弟分との共演は三回1死。目の前で森下がソロを打った直後だった。今度も初球を振り抜くと、右翼席へ25号ソロ。「初球で捉えることができた。森下に続けて良かったです」。森下との2試合連続アベック弾は初。シーズン25発以上の生え抜きコンビは日本一になった1985年の掛布&岡田以来、41年ぶりと最高の吉兆データも生まれた。

 極めつきは七回無死、先頭で放り込んだ。船迫から右中間へ、飛距離131・1メートルと特大の26号ソロ。これがプロ6年目での通算150号となった。27歳4カ月での通算150号到達は掛布(25歳1カ月)に次ぐ、球団史上2番目の年少記録。「いろんな人に支えてもらってここまで来られたので、本当に感謝したいと思います」。また一つ勲章を手にした。

 “いろんな人”として一番に挙げたのがファンの存在だった。「常に応援してくれてたんで、そういう姿を見せられて良かったです」。藤川監督も「子どもたちに夢を与えているんじゃないですかね」と絶賛。日頃から少年少女に感動を届けることを使命としている男は「見て、すごいなと。野球をやるモチベーションになってくれればうれしいです」。夏休み明けの絵日記には、背番号8のヒーローがたくさん登場するだろう。

 チームは3連勝で巨人と今季最大タイの2差に拡大。ここまで来たら、もちろん同一カード3連勝を目指す。「明日も勝つつもりで全力で立ち向かっていくので、熱い声援をよろしくお願いします」。これが昨季王者の貫禄だ。「連覇」への道が確かに見えてきた。

 ◆通算150本塁打 阪神の佐藤輝明内野手が12日の巨人⑲戦(東京ド)の七回に船迫から今季26号ソロを放って達成。プロ野球183人目。初本塁打は21年3月27日のヤクルト戦で田口から。

 ◆41年ぶり!生え抜き25発コンビ!! 複数人の阪神打者が同一シーズンで25本塁打以上を記録したのは2010年=ブラゼル(47本)&城島健司(28本)以来。生え抜き選手に限れば、85年=掛布雅之(40本)&岡田彰布(35本)以来、41年ぶり。

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