守り勝った阪神だが、気になるのは投手継投と先発オーダーから伝わる勝負気配の差~中田良弘氏の見解
「阪神1-0中日」(9日、京セラドーム大阪)
2安打の阪神が10安打の中日に競り勝った。六回に近本が柳から右翼へのソロアーチで均衡を破り、伊藤将-木下-工藤-岩崎のリレーで逃げ切った。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「阪神の守り勝ち」と語り、11日から始まる巨人との首位攻防3連戦を終盤戦へ向かう最初の「山場」と位置づけた。
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阪神の守り勝ちと言える。坂本の三盗を阻止するドンピシャの好送球や伊藤将の絶妙な二塁への牽制球。たった2安打で10安打の中日に勝ったのだから、野球はやっぱり守りが大事だということだ。
(中日は三回1死一、二塁から重盗を仕掛けたが、二塁走者の福永が坂本の送球で殺され、結果この回無得点。四回は1死一、二塁のチャンスに伊藤将の二塁への牽制球で石川が憤死した)
五回降板の伊藤将をリリーフした木下と工藤が力で押さえ切ったのも大きいね。それも七回から登板した工藤は2イニングを投げた。
今の野球では少なくなったが、この中継ぎ投手の複数イニング投球に、ベンチの勝ちたいという気持ちがこもっていたように思う。勝負に出たというのかな。木下も工藤も先のヤクルト戦(7月31日から8月2日)では3試合連続で投げていたからね。
よく勝負は9月という声を耳にする。本当の勝負は確かに最終盤の残り20試合あたりからだろうが、毎試合、常にベストを尽くす。その積み重ねで9月を迎えるということなんでしょうね。
一方で、阪神ベンチの野手の起用には、少し理解が及ばないところもある。
この試合は中野が先発メンバーから外れ、途中出場していた。コンディションを考えてのことかもしれないが、初戦は大山が先発から外れ、途中までガルシアが一塁を守っていた。
この投手継投から伝わってくる“勝負気配”と先発オーダーから感じるものが、どうもかみ合っていないというのが正直なところ。これがチームとしての余裕であればいいのだが、さてどうだろう。
とはいえ同率で巨人との首位攻防3連戦を迎えることになった。勢いを増してきた巨人とは残り8試合。それぞれが非常に重要な試合になることは間違いないね。まずは11日からの最初の山場に注目したい。
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