阪神 100マイルコンビが炎の3連投 木下が自己最速161キロ&工藤プロ初セーブ ブルペン陣0封リレー

 「ヤクルト3-4阪神」(2日、神宮球場)

 ブレークを予感させる。猛虎の若きブルペン陣が見せたゼロ封リレーが大きな可能性を感じさせた。阪神・藤川監督が後半戦のキーマンに挙げた工藤泰成投手&木下里都投手の100マイルコンビを中心とした4人の継投。中でも工藤がプロ初セーブを挙げる圧巻のツバメ封じだった。

 セーブシチュエーションでの出番は、これまでと違った。「ちょっと地に足がついていない感覚というか、ふわふわした感覚」。1点リードの九回。3連投となった工藤が敵と相対する。まずはこの回先頭の西村をフォークで二ゴロに料理。続く長岡に左前打こそ許すが、岩田をカットボールで遊ゴロ。最後は塩見を追い込んでから外角低めに投じたカットボールで空振り三振に封じると、拳を握り喜びを爆発させるように何かをほえた。

 まだまだ発展途上。自分には学ぶべきことが多いと自覚している。ここまでの今季の活躍にも工藤は「1年間通して1軍にいることが目標で、それを達成してからだと思う。岩崎さんみたいに毎年ケガなく投げられる体はあるのか、そういうのは未知の領域」。あくまで謙虚に自分の投球を磨いていくつもりだ。

 強固なブルペン力を見せつけた。先発・下村の後を受けた門別は3-3の同点で迎えた六回に登板して無失点。そして自身2度目の3連投だった木下が目を見張る内容。七回に登場すると、この回先頭の代打・塩見を空振り三振、次打者・増田を遊飛に封じるとエンジン全開。続く赤羽への5球目に自己最速更新の161キロを計測すると最後は空振り三振斬り。これで14試合連続無失点。及川も八回を無失点に抑えて今季2勝目だ。

 ここまで抑えのドリスは球宴から戻ってから今カード初戦と第2戦で連投。岩崎も本来の状態とは言えない中で見せた工藤と木下の3連投だった。ただ、藤川監督も「まだ始まったばかり」と先を見る。今カード3連戦は、いずれもリリーフ陣が無失点。リーグ連覇へ大事な真夏の後半戦。盤石のブルペン陣が猛虎を支えていく。

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