阪神・大竹 帰省中に被災「あまり寝られなかった」 島田は実家が断水「今すぐ持って行ってあげたいけど…」 熊本地震発生から一夜明けて沈痛な思い

 キャッチボールをして汗を流す大竹(撮影・立川洋一郎)
 打撃練習の準備をする島田(撮影・田中太一)
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 阪神の大竹耕太郎投手(31)と島田海吏外野手(30)が29日、熊本県で最大震度7を観測した28日の地震から一夜明け、沈痛な心境を語った。ともに熊本県出身。球宴休みを利用した帰省中だった大竹は熊本空港周辺で地震に直面。島田は熊本県宇土市の実家が断水などの被害を受けるも、家族は無事だったと明かした。

 故郷を襲った巨大地震の被害に胸が痛んだ。阪神はこの日午後から球宴出場選手を除くメンバーが甲子園で全体練習を行った。練習を終えた大竹は「僕も(熊本に)居ました」と自然災害の恐ろしさを目の当たりにした。

 球宴休みを利用して熊本に帰省。帰路に就く28日、熊本空港周辺に居たところ地震が発生した。「(搭乗予定の)28日夕方の便が飛ばなくなった」ため実家に泊まり、29日午前の便で帰阪。熊本市南区の実家は物が散乱し、棚も倒れていた。「夜も余震があったので、あまり寝られなかった」と不安を抱えながら夜明けを待った。

 県内の嘉島町にある大型商業施設「イオンモール熊本」では爆発が発生して2階部分が崩落。同施設から大竹の実家は車で約10分の距離にある。「親戚が(過去に)アルバイトをしたりしていたし、親や家族もよく行く」という身近な場所が甚大な被害を受けた。

 「当たり前にあるものが手に入らないとか、当たり前に通れる道が通れないとか、空港から帰るだけでも大変でした」と大竹。自然災害はいつ起きるか分からない。だからこそ「事前の備えというか、水のストックや棚が倒れないようにするとか、いろいろと考えなきゃと思いました」と神妙に話した。

 2軍本拠地のSGLで汗を流した島田は熊本県宇土市出身。強い揺れがあった宇城市に隣接しており「家具が全部落ちて、テレビもヒビが入って壊れた状況で…」と被害状況を伝えた。

 親戚と連絡を取り合って、28日夜に家族全員の無事は確認できた。ただ現在も断水が続いているという。「水をどうにかしたい。今すぐにも持って行ってあげたいんですけど…」と胸の内を明かした。

 阪神には大竹、島田の他に岩貞や百崎ら熊本出身の選手は多い。大竹は「まだ余震もあるし気にはなるけど、現状(自分に)できることはチームに貢献すること。(熊本)出身選手もたくさんいますし、みんなで頑張っていけたら」と選手たちの思いを代弁した。

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