阪神・ドラ1立石 Gキラー19の9 対打率・474も好機凡退悔やむ「試合の展開も変わったかな」
「阪神1-5巨人」(25日、甲子園球場)
阪神は2夜連続の逆転負けで2連敗を喫し、巨人に首位を明け渡した。悔しい敗戦の中、ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=がマルチ安打をマーク。巨人戦は19打数9安打、打率・474とGキラーぶりを見せつけている。
打ち鳴らした快音に、満足感はない。立石の胸にこみ上げたのは好機での凡退。「チャンスで一本出たら、また試合の展開も変わったかなと思います」と唇をかむ。それでも、伝統の一戦で示した存在感は色あせない。うだるような暑さに包まれた真夏のナイター。宿敵相手に響かせた2本の快音が、見る者に爽快感を与えた。
いきなり魅せた。二回1死一塁で竹丸から右前打。4球目を追っつけるようにコンタクトした打球は一、二塁間をしぶとく破った。3戦ぶりのスタメンで好機を広げた。
出場4戦ぶりの安打で滑り出すと、4点を追う九回は先頭で森田から左前にはじき返した。立石らしい痛烈な打球に、スタンドの熱気が増幅。2ストライクからの一打に「割り切って、しっかり打ちに行きながら判断していこうと思ったので、良かったです」と汗を拭った。
これで巨人戦は19打数9安打、打率・474の高打率を誇る。同戦は5試合の出場で、無安打だったのは代打出場の1試合のみ。ライバルチームに対する好相性ぶりは今後に向けても頼もしい。この日の2安打はともに左腕からで、対左投手には34打数13安打、打率・382。“巨人キラー”に加え“左キラー”としての片りんも見せた。
本人が悔やんだのは三回の打席。1点を先制し、なおも2死一、二塁で右飛に倒れた。「点が取れそうで、結局1点止まりだったので。その後に点を取られてますし、あの打席が一番チャンスがあったと思う」と冷静に自己分析した。
劣勢の中、勝利への執念を燃やした若虎の姿を藤川監督も評価。「(痛烈な)左翼線のファウルとかね、いいファウルだったのかなと思います。もっともっと大きく、いってもらいたいので」と背中を押した。
26日は前半戦最終戦。同一カード3連敗だけは阻みたい。「(出場の)チャンスがあれば、しっかり振っていきたいと思います」と立石。自慢のバットでスタンドを揺らし、白星を支えていく。
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