阪神 新助っ人ガルシアを電撃獲得 前四国ILp高知、マイナー通算132発「優勝に貢献したい」年俸972万円から夢掴む
阪神は21日、新外国人選手としてデルミス・ガルシア外野手(28)=前四国ILp高知=の獲得を発表し、西宮市内の球団施設で入団会見を行った。単年契約で年俸は6万ドル(約972万円)。背番号は「94」に決まった。異例の格安契約となったが、ドミニカ共和国出身で元高知所属の先輩でもある、ラファエル・ドリス投手(38)のようにジャパニーズドリームをつかむ。(金額は推定)
見事なひげを蓄え、時折白い歯も見せながら決意を語った。ガルシアが長打力を期待され、支配下上限の70人目で阪神入団。「こういうチャンスを与えてもらえて、本当に感謝しているよ」。タテジマのユニホームに袖を通し、表情はやる気に満ちあふれていた。
助っ人で1000万円に満たない年俸は異例だろう。6月末に契約したセベリーノも5000万超え。昨季のドリスも約1500万円だった。藤川監督は「新たな独立リーグの可能性というのを感じてもらいたい」と挑戦を後押しする。ドリスは昨季の活躍で年俸1億円にジャンプアップ。ガルシアもジャパニーズドリームをつかむ可能性は十分に考えられる。
獲得発表から30分後には練習参加。フリー打撃ではバックスクリーンに放り込むなど、推定飛距離130メートル弾を含む4本の柵越えを披露した。マイナー通算132本塁打で自身でも持ち味は「パワー」と即答。左翼は前川が右肩甲骨の骨折で離脱中。ドラフト1位の立石(創価大)や高寺、福島らとの争いになる。
メジャー経験もありながら、高知でのプレーを選んだのは日本文化が好きだから。「昔から日本に行きたいという気持ちがあったんだ」。ラーメンを愛し、アニメにも触れてきた。「HUNTER×HUNTER」がお気に入り作品の一つ。「サイコウデス」と日本語も披露し、環境に戸惑うことはなさそうだ。
連覇への使者となれるのか。「自分の目標は阪神タイガースが優勝することにできるだけ貢献したいと思うね」。まずは22日にファームリーグのDeNA戦(横須賀)に出場予定。屈強な体から豪快なアーチを描く。
◆デルミス・ガルシア(Dermis Garcia)1998年1月7日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。28歳。188センチ、107キロ。右投げ右打ち。14年にヤンキースと契約し米球界入り。22年にアスレチックスへ移り、同年メジャー初出場を果たした。
