阪神・元山 サヨナラ呼んだ!移籍後初スタメンで点火打 2得点ともにお膳立て出塁 大歓声浴びて「一生忘れない試合になった」
「阪神2-1DeNA」(21日、甲子園球場)
歓喜の輪の中に、満面の笑みで水をぶちまける阪神・元山飛優内野手の姿があった。移籍後初スタメンで攻守に躍動。サヨナラ勝ちに貢献した。初めて上がった甲子園のお立ち台では「最高でーす!」と絶叫。虎党へ「今年から入団した元山飛優です!」と元気よく自己紹介もした。
劇勝を呼び込んだ。同点の延長十一回、1死で打席に立った。「この回点取らないと嫌な雰囲気になりそうやったんで、チャンスを作れてよかった」。左前打を放ち、出塁。代走を送られると、ベンチではすぐに水を持って待機。その後の高寺のサヨナラ打では、真っ先に駆けつけ喜びを分かち合った。
ついに訪れた瞬間だった。試合前、移籍後初スタメンを告げられた。「マジかって。ドキドキして手が震えた」と緊張が走った。それでも仲間が背中を押してくれた。ベンチのメンバーから「『いつも応援してくれてるから、俺らが応援するで!』って言ってくれてうれしかった。声出ししててよかった」と気合が入った。
打っては二回に左前打を放ち、移籍後甲子園初安打を記録。1点を追う五回には先頭で四球を選び、同点につなげた。守備でも「無難にこなせた」と軽快な動きを見せスタンドを沸かせた。
憧れの人とプロの舞台で共演することができた。東北福祉大の2学年上で、大学2年時には二遊間を組み、日本一にもなった中野だ。「ずっと目標だった」と追いかけてきた背中。阪神に入団が決まった際、真っ先に思い浮かんだことが「拓夢さんと二遊間を組みたい」だった。甲子園という最高の舞台で再結成されたコンビ。「1人で感動してた。二遊間を守れてることに幸せを感じてました」と一瞬一瞬をかみしめながらプレーした。
昨オフに西武を戦力外になり、一度はプロの世界から退くことも考えたが、縁あってタテジマに袖を通した。球場360度から浴びた大歓声。「自分にとっても一生忘れない試合になった」。勝負の後半戦へ、元山という新たな戦力が台頭してきた。
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