【井川慶氏の眼】阪神は劣勢の展開をいかに逆転勝ちにつなげられるか 大竹は2点台の防御率をたたえたい

 「阪神0-7DeNA」(20日、甲子園球場)

 阪神は3安打完封負け。先発の大竹耕太郎は六回途中1失点。3番手以降のアンダーソン・セベリーノと津田淳哉がともに3失点。打線が強力なだけにデイリースポーツ評論家の井川慶氏は、ビハインドで起用する投手の重要性を説いた。

  ◇  ◇

 阪神としては先に1点を取られた中、その展開をキープしたかったところで、終盤に失点が重なりました。この日は完封負けでしたが、打線自体は強力ですし、僅差であれば十分に終盤の逆転を計算できます。そう考えると劣勢時に投げる投手が重要となります。

 この日は八回のセベリーノ投手、九回の津田投手がそれぞれ3失点でした。昨年との比較で言うと、今は工藤投手が勝ちパターンに入り、この日無失点の木下投手も居場所を確立しつつある状況。そういった中でこの日の八回、九回のような展開というのは、まだ居場所が定まっていない投手にとってはチャンスの場でもあります。前半戦も残り5試合。8月、9月の大事な戦いに向け、劣勢での登板で存在感を示す投手が出てくると、チームにとっても大きいと思います。

 先発の大竹投手は敗れはしたものの、やりたいことをやれているように見えて、良い投球でした。勝ち星は打線との兼ね合いもあることで、まだ3勝という見方ではなく、僕としては2点台の防御率をたたえたいですし、今後も大事な先発投手の一人であることに変わりはないです。

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