阪神・佐藤輝 6年連続60打点 藤村富、金本、大山に次ぐ球団4人目、生え抜き左打者で初
「中日6-5阪神」(15日、バンテリンドーム)
劣勢でも諦めない姿勢は見せた。阪神・佐藤輝明内野手が終盤に快音を連発。敗戦の中で、虎の4番が意地を見せた。
「勝ちたかったですけど、いろいろついてないこともありました。明日また頑張ります」
反撃ムードをさらに盛り上げた。4点を追う八回、無死満塁の絶好機。吉田に対し、初球から積極的にスイングを仕掛けた。鋭い打球は右前への適時打。試合前の時点で防御率0点台と抜群の安定感を誇っていた左腕を攻略した。大歓声の中、一塁ベース上で何度も手をたたいて喜び、仲間を鼓舞した。
この適時打で6年連続となるシーズン60打点に到達。これは大山以来、球団史上4人目。生え抜きの左打者に限ると、初めてのことだ。ルーキーイヤーから、ポイントゲッターとしての役割を果たしていることを数字が物語っている。
これで終わらない。1点ビハインドの九回には、2死一塁の土壇場で、相手守護神の松山から、追いこまれながらも変化球に食らいつき、右前打を放った。2試合連続マルチ安打とし、チャンスを演出した。
試合終盤での強さが際立っている。今季は4打席目以降での打率が・427。チームの勝敗に直結する場面で結果を残していることが分かる。その要因は修正能力の高さ。年々自分の打撃を理解しているのはもちろん、日々の研究を怠っていない。
試合前の打撃練習で撮影した映像は、その場や練習後に欠かさずチェック。試合での打席の映像も振り返り、現状の把握や、課題改善につなげている。
大逆転には一歩届かず、連勝は3でストップ。2位・巨人とのゲーム差は1に縮まった。それでも佐藤輝を中心に、チームとして簡単には終わらない粘り強さは見せた。
夏の大型連戦は、まだまだ始まったばかり。頼れる主砲は、気持ち新たに全力で目の前の一戦に挑んでいく。
◆新人からは初 佐藤輝が、連続シーズン60打点以上を6年に伸ばした。阪神では藤村富10年、金本7年、大山7年に次ぎ4人目で、新人年からは初となった。連続という条件を外すと、6度以上は球団8人目。
野球スコア速報
