阪神 新助っ人・セベリーノ 頼もし鮮烈デビュー!MAX158キロ3人斬り 藤川監督「良い滑り出しになった」

 「中日6-5阪神」(15日、バンテリンドーム)

 連覇の使者がベールを脱いだ。阪神の新外国人、アンダーソン・セベリーノ投手(31)=前メッツ3A=が鮮烈デビューを飾った。1点ビハインドの八回に登板し、1回無安打無失点に抑えた。最速は158キロ。チームの連勝は3で止まったが、中継ぎ左腕が苦しむ中で新助っ人が救世主となってくれそうだ。

 「102マイル」の片りんを見せつけた。来日から10日あまり。新外国人のセベリーノが、鮮烈な日本デビューだ。

 「すごく心地よく投げられました。常に準備できていた。初めての日本での登板ですけど、こういう経験は何回もしてきたので、結果は良かったなと思います」

 入団会見で最速164キロと明かしていた助っ人左腕が、期待にたがわぬ投球だ。5-6と1点差まで詰め寄った直後の八回。押せ押せムードの中、マウンドへ上がった。先頭・福永には初球157キロを捉えられたが、右翼・森下がフェンスに激突しながら好捕。続く尾田への初球には、この日最速158キロをマークした。カウント1-2と追い込むと、6球目の外角スライダーで空振り三振。最後は田中を155キロ超えの直球で追い込み、カーブで三ゴロに。三者凡退で来日初登板を終え、左手人さし指を天に掲げた。

 計12球のうち、9球投じた直球の平均球速は156キロと最大の武器だと話していた剛球を存分に披露。「スピードには満足してます」と納得顔を浮かべつつ「やっぱりアウトを取ることが非常に大事。スピードより、早いカウントで追い込めたり、相手に攻めていく気持ちだったりを大事にしたい」と先を見据えた。

 超速仕上げで日本初登板を終えた助っ人が救世主となるか。救援陣では、右腕の工藤や木下が頭角を現している一方、左腕不足が懸念点となっている。昨季66試合に登板した及川は不調で今季2度目の登録抹消。桐敷も不安定な投球が続き、現在ファームで先発調整中だ。セベリーノがブルペン陣の一角に加われば、連覇を狙うチームにとって大きな力となる。藤川監督は「良い滑り出しになってくれた」と初登板を評価し「ここからですね」と期待を寄せた。

 日本語をYoutubeで勉強して来日するなど真面目な人柄ものぞかせている助っ人。日本独特の応援も体感し「すごく雰囲気が良い中でやらせてもらいましたし、ファンの人がすごく野球が好きで応援しているなという印象があった。ファンのために精いっぱい投げたい」と力を込めた。「何かを変えたい」と意気込み飛び込んだ新天地で、大輪を咲かせる。

 ◆アンダーソン・セベリーノ(Anderson Severino)1994年9月17日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。31歳。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。13年にヤンキースと契約し米球界入り。メジャー登板はホワイトソックスでの22年のみで、6試合0勝0敗0S、防御率6.14。マイナー通算182試合17勝21敗10S、防御率4.34。

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