阪神・ドラ1立石 4号2ラン&降格後初3安打「自分の間合いで振れていた」平田2軍監督「感じが良くなってきている」

 「ファーム・西地区、オリックス7-5阪神」(11日、高槻萩谷バファローズ球場)

 打った瞬間だった。手に残った確かな感触。それを手放さぬようにベースを一周した。阪神ドラフト1位・立石(創価大)が4号2ラン。6月17日の2軍降格後初の3安打で復調の気配を漂わせた。

 その一撃は2点を追う六回無死一塁で飛びだした。「甘いところにきたので、しっかり振れて良かった」。相手先発・斎藤の初球、真ん中付近に浮いた変化球を逃さなかった。快音を残した打球は美しい放物線を描き、左翼スタンドに着弾。一時同点の確信アーチを背番号9は表情を崩すことなく見つめた。

 八回も同じく初球をたたいて遊撃の頭上を痛烈に越えていく左前打。三回に放った右前打もカウント2-0からのファーストストライクを捉えたものだった。立石が「自分の間合いで振れていたので今日は良かった」とうなずけば、平田2軍監督も「ちょっと感じが良くなってきている」と復調を予感させた。

 試合前時点で降格後の打率は・146と苦しんでいたが、10日の試合では2安打を放つなど上り調子の予感。「日によって全然感覚が変わる。明日はまた違うピッチャーが出てくると思うので」と、気を引き締めた。

 この日の試合は夏の強い日差しが照りつけるデーゲームだったが、立石はプラスに捉える。「試合が終わっても、まだ時間があるのがデーゲームの良さ。今日の反省を踏まえてまた練習したい」。強くなった姿で1軍に戻るため、黄金ルーキーは鍛錬を積む。

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