阪神・佐藤輝 球団生え抜き左打者では史上初3度目聖地2桁弾!右翼へ先制17号 招待した西宮の子どもたちに夢の一発

 「阪神2-1ヤクルト」(11日、甲子園球場)

 西宮の野球少年少女に夢の一発を届けた。阪神・佐藤輝明内野手が先制の17号ソロ。招待した約70人の子どもたちが見守る中、浜風も関係なしで右翼席へ豪快弾をぶち込んだ。「みんなの前でホームランを打つことができて良かったです」。また憧れの的になった。

 二回無死。松本健の初球カーブを狙い澄ましたように振り抜いた。きれいな放物線を描き、飛距離117メートルのアーチ。「いいところを見せられたので良かったです」。甲子園では6月3日の西武戦以来、38日ぶりの本塁打になった。

 昨年末に開いた、地元・西宮での野球教室。子どもたちには「うまくなったという瞬間が一番面白い」と伝えた。三振やミスがつきもののスポーツ。悔しい思いもしながら、何度も壁を乗り越えてきた。その一つが本拠地特有の浜風だろう。

 これで2年連続、自身3度目の聖地2桁弾を達成。ラッキーゾーンが撤去された92年以降、球団生え抜きの左打者が3度の2桁アーチは史上初の記録となった。左打者には不利とされる球場。価値ある数字を達成しても「また打てるように頑張ります」と次戦を見据えた。

 この日は兵庫県人会の一員、近本も1軍に帰ってきた。「またね、一緒に頑張ります」と試合前練習から笑顔でコミュニケーションを取り、復帰を歓迎。役者がそろってきた。佐藤輝も兵庫県や西宮市を熱く盛り上げるという使命を果たしていく。

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