阪神・伊原 3カ月ぶり3勝目 巨人戦プロ初勝利 5回1/3を4安打1失点「最少失点で粘れた」
「巨人2-10阪神」(9日、東京ドーム)
表情を変えず、淡々と凡打を積み上げる。久々のマウンドでもピンチでも、どこか落ち着き払っていた。81日ぶりに先発した阪神・伊原が5回1/3を4安打1失点にまとめ、プロ2年目で巨人戦初勝利。「球数を使ってでも、何とか最少(失点)でいけたのは良かった」と4月11日・中日戦以来、89日ぶりの3勝目に笑顔を見せた。
立ち上がりの粘り腰が奏功した。初回先頭・浦田の右前打から1死満塁とされ、泉口の左犠飛で先制点を献上。ただ「あそこを最少失点で粘れたのは良かった」と追加点を与えなかった部分をプラスに捉えた。
4点リードの三回は、先頭・浦田に12球粘られた。「四球を出すのだけは嫌だった。我慢強くいけた」と13球目の直球で見逃し三振に斬った。4者連続を含む計6奪三振。4安打のうち2本が内野安打と、ほぼ痛打がなかった。「高さを頑張るところや、コースを頑張るところ、梅野さんとコミュニケーションを取った中で、頑張るところは頑張れた」と先輩のリードにも感謝した。
今季は開幕ローテ入りをつかむも、4月19日・中日戦で腰部の張りを訴えて緊急降板。長期離脱を強いられた。「投げていない期間、チームに迷惑をかけていた」と責任感を増幅させ、カード勝ち越しに尽力した。藤川監督も「本当によく帰って来てくれた」と称賛した。「まだまだチームの勝利に貢献できるように」と口元を引き締めた伊原。2年目左腕には、もっと大きな仕事が待っている。
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