【谷佳知氏の眼】巨人戦10連勝の阪神・才木 精神的に優位に向かっていた 巨人と優勝争いをしていく中、存在はますます大きくなる

 「巨人1-4阪神」(8日、東京ドーム)

 阪神が首位攻防2戦目で勝利し、再び首位タイに浮上した。阪神の先発・才木浩人投手(27)が7回5安打無失点で6勝目。巨人戦10連勝で、自身が持つ球団記録を更新しただけでなく、金田正一や星野仙一らに並ぶNPB歴代2位タイとなった。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「才木は精神的に優位に相手に向かっていけていた。巨人と優勝争いをしていく中で、計算できる才木の存在はますます大きくなるだろう」と指摘した。

  ◇  ◇

 才木が巨人相手に10連勝した。ひとつのチーム相手にこれだけ勝ち続けるのは、なかなかできることではない。

 7回を投げて5安打8奪三振、無失点。巨人も手をこまねいていたわけではない。追い込まれたら、きついイメージがあるから、チーム単位で早いカウントからストライクを振っていくことを徹底していたが、結果的に打ち崩せなかった。

 5本のヒットはすべて散発で連打はなし。5本中4度は、次打者を三振に仕留めていたのも見事だった。ヒットを打たれても切り替えがうまく、取りたいところで三振を取れる。決め球のフォークも落ち方に差があるのか、相手からは絞りにくいように見えた。

 才木は精神的に優位に相手に向かっていけていたし、逆に巨人打線は苦手意識が感じられて、しっかりとスイングできている選手が少なかった。

 3連戦の初戦を高橋で落とした後だけに、負ければズルズルと行きかねない展開だったが、巨人キラーが本領を発揮しての勝利。今後、巨人と優勝争いをしていく中で、計算できる才木の存在はますます大きくなるだろう。

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