阪神・佐藤輝 新人から6年連続50打点到達 六回一時逆転2点適時打 惜敗の中で主砲の意地
「巨人4-3阪神」(7日、東京ドーム)
そのバットで、停滞ムードを打開した。コンパクトに外角球を捉えると、球場の左半分を埋めた虎党の興奮は最高潮に達した。二塁に達した阪神・佐藤輝明内野手はガッツポーズを繰り出し、高ぶる感情を素直に表現した。「うまく対応できたと思います」。惜敗の中で、偉大な記録と主砲の意地を堂々と刻み込んだ。
五回まで戸郷に無安打と沈黙を強いられた中、1点を追う六回に見せ場が訪れた。代わったばかりの船迫を攻めて1死一、二塁の好機。2死後、巨人ベンチは左腕・高梨を送り込んだ。カウント1-2から2球続いたスライダーを見極め、フルカウント。最後は外角スライダーに反応した。
白球が遊撃の頭上を越えると、2者が生還。一時逆転の2点適時二塁打に敵地が沸き立った。これで今季51打点目。新人から6年連続50打点に到達し、自らの球団記録を更新してみせた。「(チームメートが)塁に出てくれるおかげなので。感謝しています」と好機で打席を回し、全力疾走で本塁を目指してくれる仲間たちに目を向けた。
1点を追った八回は1死一、二塁で打席が巡り、大勢と勝負。再び逆転の一打に期待が高まった。ファウルで粘りながらも、最後はフェンスギリギリへの左飛。一塁を回った4番は悔しそうな表情をあらわにした。
この日は「マイナビオールスターゲーム2026」のファン投票の最終結果が発表され、2年連続5度目の選出が決まった。昨年は横浜スタジアムで特大弾を記録。「普段話すことのない選手たちと接することができるので毎回、印象的ではあります。本当に楽しんで、やってる姿を見てもらえたら」と呼びかけた。本塁打への期待には「もちろん打てるように頑張ります」と真夏の祭典をバットで盛り上げる意気込みも口にした。
今季の巨人戦は開幕2戦目から11戦連続安打。打率・438、2本塁打、10打点と好相性ぶりが際立つ。「また明日ですね」と次戦に視線を向けた。4番はチームの勝利を求め、バットを握る。
◆球団記録更新の新人から6年連続50打点 佐藤輝が新人から6年連続50打点で自身の球団記録を更新。他球団を含めれば、ドラフト制以降では有藤通世(ロッテ=13年)、清原和博(西武&巨人=13年)、原辰徳(巨人=12年)、高橋由伸(巨人=7年)、石毛宏典(西武=6年)、長野久義(巨人=6年)に続いて7人目。ドラフト制前では巨人・長嶋茂雄が58年から17年連続を記録している。
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