阪神・森下 セ界最速20号!虎生え抜き右打者75年田淵以来 「まだまだ打ち足りない」3戦4発独走態勢

 「阪神2-3中日」(2日、甲子園球場)

 銀傘の影が聖地のグラウンドを包む頃-。打ち鳴らされた快音に、歓声の波が徐々に広がった。ドラ1の後輩を鼓舞する3試合連続の一発。ベンチ前に戻った阪神・森下は、下村を笑顔で抱き寄せた。

 「甘い球なら初球から積極的にいこうと準備していました。下村が初登板で、なるべく楽に投げてもらいたいと思っていたので」

 狙い澄ましていた。初回2死、柳が投じた初球外角スライダーを一閃(いっせん)。打球はぐんぐんと伸び、バックスクリーン左で弾んだ。「自分のスイングができた。ちゃんと当たれば、あれくらい飛ばせると思うので、自分の間合いに引き込むことが大事かなと」。納得の一撃で、大学時代は同じ東都リーグに所属した1歳年下の右腕に先制点をプレゼント。リーグ最速で、2年連続となる20号に到達した。阪神の生え抜き右打者でセ一番乗りは、75年・田淵以来、51年ぶりだ。

 6月30日の今カード初戦では、同点の延長十回に劇的なサヨナラ弾を放った。雨天中止を挟み、その余韻がまだ残るうちに、直近3試合で4本目となるアーチ。これで今季の甲子園で放った本塁打は、自己最多を更新する9本目となった。

 1-0の四回無死三塁では、追い込まれながらもファウルで粘ると、8球目の外角低めカットボールに食らいつき三ゴロ。その間に三走・中野が生還し追加点を奪った。チームバッティングでも貢献して今季47打点目。49打点でリーグトップの佐藤輝に迫り、打撃2冠も射程圏内に捉えた。さらに七回の守備では、右翼手前に落ちようかという打球に猛チャージし、地面スレスレでスライディングキャッチ。何とか白星につなげようと、攻守で存在感を示した。

 いくつも並ぶ、期待膨らむ数字。それでも、若き主砲にとっては通過点だ。「オフシーズンからやってきたことが結果に出ていますし、シーズン中も自分の中で調整してやっている」と手応えを明かしつつ「まだまだ打ち足りない」と森下。燃える思いを宿す瞳は、さらなる高みを見据えている。

 ◆阪神生え抜き右打者のリーグ最速20号 森下が、阪神生え抜き右打者では1975年・田淵幸一以来、51年ぶりとなるセ・リーグ最速20号。なお、昨季は佐藤輝が両リーグ最速20号を記録。阪神打者が2年以上連続でリーグ最速20号をマークしたのは84年・掛布雅之から85&86年・バース以来。

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス