阪神・森下 キング弾!輝に並んだ弾丸12号 90キロスローカーブをフルスイング「うまく待って打てた」甲子園6本目
「阪神2-5日本ハム」(27日、甲子園球場)
“破壊音”とともに、鮮烈な打球が飛んだ。速度168キロの弾丸ライナーはすさまじい勢いで左翼ポール際へと消える。阪神・森下翔太外野手は表情を変えぬまま走り出すと、ベンチに向かって手をたたいた。“兄貴”に並ぶ圧巻のキング弾。悔しい連敗にあって、雨中の聖地で輝きを放った。
逆転を許した直後、1-3の五回だ。直前で中野が併殺に倒れ2死。漂い始めた不穏なムードを一変させた。カウント1-1から加藤貴が投じた90キロスローカーブを豪快にスイング。「うまく待って打てました」と、すぐさま1点差に詰め寄る一発を放り込んだ。
7点ビハインドをひっくり返した20日・中日戦(甲子園)でのサヨナラ弾以来となる、5試合ぶりのアーチ。佐藤輝に並んでリーグ1位タイとなる今季12号に「少ないチャンスをものにできたので良かったかなと思います」とうなずいた。さらに今季の甲子園では6本塁打目。24、25年に記録した自己最多8発を早くも視界に捉えている。
三回2死一塁では、カウント3-1からカットボールを捉えて左前打をマーク。チームは2年ぶりの交流戦連敗スタートとなったが、若き主砲は2戦連続のマルチ安打と好発進だ。日頃は対戦がない投手との対峙(たいじ)でも「いや、もう自分のスイングをするだけなので、余計なことは考えないようにしています」ときっぱり。相手にかかわらず自身がやるべきことに集中していく。
打線はつながりを欠き、もどかしい展開が続いた。森下も七回無死一塁では、元同僚・島本の前に二ゴロ併殺。それでも相手を上回る12安打を、藤川監督は前向きに捉えた。「(安打が出ていることはプラス?)もちろんですね、選手の表情も良いし。どう連動していくかっていうのも我慢が必要だし、続けてやっていくことですね」。背番号1が放った“希望の光”を頼りに、次戦こそ勝利につなげる。
野球スコア速報
