阪神・立石 日本ハム伊藤撃ちで原辰徳に並ぶ デビュー戦から6試合連続安打の偉業へ「いつも通り、今まで通り」
首位で交流戦に突入する阪神は25日、甲子園で指名練習を行い、ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=らが参加した。躍動が続くゴールデンルーキーは26日・日本ハム戦(甲子園)で、セ・リーグでは1981年の巨人・原辰徳以来となる新人選手によるデビュー戦から6試合連続安打に挑む。沢村賞右腕・伊藤を攻略し、セ界45年ぶりの偉業を打ち立てる。
東京ドームで残した衝撃の数々。その余韻がまだまだ虎党の胸に残る中、立石は交流戦に向けて甲子園で汗を流した。「いつも通り、今まで通り毎試合やっていきます」。パ・リーグの猛者との対戦でもやることは変わらない。ただ、勝利のためにバットを振る、それだけだ。
練習では、三塁でゴロや飛球の処理、投内連係などを入念に行った。三塁でスタメン起用されれば、プロ入り後初となる聖地での内野守備。「土の状況とかいろいろあるので、試合前までによく確認したい」と、汗を拭う表情に余念はない。
倉敷から始まった立石の物語はあまたの“伝説”を残しながら西宮、水道橋を経由。デビュー後の出場5試合全てでHランプをともしてきた。6試合目でも安打を記録すれば、またひとつ伝説を刻む。ドラフト制後の新人選手によるデビュー戦からの出場6試合連続安打は、81年の原辰徳(巨人)らと肩を並べ、セ・リーグでは45年ぶりの偉業になる。
くしくも、原氏は22日・巨人戦(東京ド)で、阪神の岡田オーナー付顧問とともに日本テレビ系生中継の解説を担当。その試合で立石はプロ初打点&猛打賞を記録し、原氏から「岡田、原よりも上ではないですかね」と賛辞を引き出した。今度は記録でも若大将の上を行く時が来た。
伝説を刻むであろう試合。その対戦相手も申し分ない。日本ハムは昨年のドラフト会議で、自身を1位指名した球団。運命が少しでも違えば、ユニホームに袖を通していたかもしれない。「指名してくださったことはすごいうれしい。そういう面では良い活躍を見せたい」。指名の御礼を改めてバットに乗せる。
予告先発は昨季の沢村賞右腕・伊藤だが「自分のスイングをするだけ」ときっぱり。「(新庄監督に)良い選手だなと思われるような活躍ができたら」と相手の指揮官をもうならせる活躍を誓った。
度重なるけがによる離脱から完全復活し、ついにベールを脱いだゴールデンルーキー。沢村賞右腕を打ち砕き、セ界でおよそ半世紀にわたって開いていなかった伝説の扉をこじ開ける。
◆佐藤輝の新人記録に挑む 新人の交流戦記録のうち、本塁打と打点最多記録は佐藤輝が持っている。21年の6本塁打、12打点(19年オリックス中川とタイ)。立石は先輩の記録を超えられるか。
