阪神・佐藤輝明 先制V打&12号「じいちゃん、ばあちゃんが来ていたので」 今季8度目猛打賞!シーズン自己最多5月で並んだ

 「阪神4-2中日」(19日、倉敷マスカットスタジアム)

 年に一度の地方開催、それもゆかりの地で夢の放物線を描いた。阪神・佐藤輝明内野手が母方の祖父母が暮らす倉敷で初のアーチ。「じいちゃん、ばあちゃんが来ていたので、いいところを見せることができて良かった」。孫として、子どもたちに夢を与えるアスリートとして、最高の仕事をやってのけた。

 1点リードの三回1死一塁。金丸のフォークを捉えた。右中間スタンドまで飛ばし、ゆっくりとダイヤモンド一周。ボールを手にした少年の周りは笑顔であふれ、記念撮影の列ができた。「本当に最高の打撃ができましたし、追加点が取れたので、それが本当に良かった」。2試合ぶり、リーグトップの12号2ランとなった。

 初回は2死二塁から決勝の先制適時打。3ボールから積極的に仕掛けていった。「先制のチャンスでしたし、思い切って振っていった結果、ああいう結果になって良かった」。五回2死一塁からも左前打を放ち、5月に自己最多に並ぶシーズン8度目の猛打賞を記録。「いい準備ができている」と好調の要因を冷静に分析した。

 この日はドラフト1位の立石(創価大)が1軍に昇格した。練習前、姿を見ると両手を広げて体を寄せ合った。仲間を招き入れるようなしぐさ。「違和感なくプレーできるように、僕たちが接してあげたい」。試合後、こう明かした。同じドラ1野手で、常に注目を浴びてきたという共通点がある。少なからず心の中を読み解けるのだろう。佐藤輝なりの愛情表現で迎え入れた。

 チームは2カードぶりに初戦を取った。ここ4試合は計5得点と小休止していた打線も5試合ぶりの2桁安打。3番の森下から始まり、6番の立石まで続く、ドラ1カルテットで8安打と活気づけた。「初球から強いスイングができるのはさすが」と後輩のこともたたえた。互いに高め合い、間違いなく相乗効果が生まれる。倉敷で伝説の幕が開いた。

 ◆イチロー超えペース 佐藤輝の猛打賞は今季8度目。過去のシーズン自身最多は24年の8度で、今季はチーム42試合目にして早々と並んだ。このペースを維持すれば、年間27度に達する。プロ野球最多は27度で、10年西岡剛(ロッテ)と15年秋山翔吾(西武)。3位は96年イチロー(オリックス)の26度で、今季の佐藤輝は上を行く勢いだ。なおセ最多は、07年ラミレス(ヤクルト)10年マートン(阪神)の24度。

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