阪神・佐藤輝 4番復帰即V弾&11号 セ打撃主要3部門単独トップ「もっと打てるように頑張りたい」
「阪神3-1広島」(16日、甲子園球場)
軽く合わせただけかと思われたが、グングンと打球が伸びていく。阪神・佐藤輝明内野手の快音に見とれながら、次第に虎党が感嘆の声を漏らした。どよめきに押されるように、バックスクリーン左へスタンドイン。「うまく打てた。いいところまで飛んでくれたかなと思います」。リーグ単独トップの11号ソロ。この一発で試合を決めた。
2点リードの四回無死だった。追い込まれながら、森下の外角チェンジアップを軽打。うまくバットに乗せて、飛距離127・1メートルのアーチを描いた。「捉え方は良かったです」。浜風も吹いていたが「あそこは伸びない」とパワーと技術で持っていった。
初回には1死二、三塁から右前へ先制適時打。「先制点がほしかった。頌樹(村上)を先制点で援護できて良かったです」。4試合ぶりに4番へ戻り、即結果を残す。打順への意識は「特に何もない」と言うが、主軸としての役割をきっちりと果たした。
15日には刺激になる発表もあった。6月11日に開幕する、W杯北中米3カ国大会の日本代表メンバーが決定。同じ兵庫県出身の堂安に加えて、冨安ら同学年の選手も多く選出された。「すごいですよね。同い年で国を背負って戦うことはプレッシャーもあるだろうし、すごいなと思います」。自身も3月にWBCで日の丸を背負った。経験しないとわからない、重みや重圧。競技は違えど、感じるものはあった。
この日は「TORACOデー」として開催された。昨季も2試合で2本の適時打。23年も2本塁打で7打点と大暴れした一戦がある。「たまたまです」と笑ったが、キッズインタビューには「頑張ってしゃべってくれてたので良かったです」と優しい表情になった。
3、4月も主要3部門トップだったが、5月に入っても打率・333、4本塁打、7打点と結果を残し続けている。「ここまではしっかり打ててる。まだまだ先は長い。維持していけるように、もっと打てるように頑張りたい」。まだまだTORACOを喜ばせる。
野球スコア速報
