阪神・下村 再起へ31球 9カ月ぶり実戦形式に佐野うなる「変化球すごい」平田2軍監督「順調」
2024年4月に受けたトミー・ジョン手術からの復活を目指す阪神・下村海翔投手(24)が9日、兵庫県尼崎市のSGLでライブBP(実戦形式の打撃練習)で昨年8月以来となる実戦形式に登板した。ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=との対決も実現。念願の実戦登板、そして1軍デビューに向けて大きな一歩を踏んだ。
ファーム・ソフトバンク戦が終わったSGLのマウンドに、23年度ドラ1の背番号19が静かに上がった。試合観戦に訪れた観客も家路に就く足を止め、その姿を見つめる。立石、佐野と3打席ずつ対戦。立石に左翼フェンス直撃の打球を浴びたが、打者がスイングを仕掛けた10球のうち、安打性はその1本のみだった。
しなやかなフォームから投げ込んだ計31球。本人の取材対応はなかったが、打席に立った佐野は「やっぱりすごいピッチャー。変化球もすごい」とうなった。平田2軍監督は「段階を踏んで順調にきている」と話すにとどめたが、力強く言い切る表情に、下村の順調な回復ぶりを感じさせた。
1軍の試合前練習に参加させるなど藤川監督も気にかける右腕にとって、未知のステージはここからだ。昨年8月、入団後初の実戦形式となるシート打撃登板までこぎつけたが、その後ペースダウン。地道にリハビリに励み、今年も同じ段階までやってきた。復活に向かって歩みは止めない。
