【岡義朗氏の眼】阪神・高橋の完封を支えた1&2番の仕事 ケガ人続出の中で代わってスタメン出場した選手が役割を果たした
「ヤクルト0-2阪神」(29日、神宮球場)
阪神がヤクルトとの投手戦を制して首位に浮上した。高橋遥人投手(30)が3安打完封で今季3勝目をマークした。4月までに3完封は2リーグ制以降では球団初。1リーグ制を含めても1943年の若林忠以来83年ぶりの快挙となった。打線は左手首骨折の近本、28日に右ふくらはぎに自打球の中野が2年ぶりにそろってスタメンを外れた。代役として起用された1番・福島が三回2死から中前打を放つと、続くドラフト3位・岡城(筑波大)が決勝の適時二塁打。岡城はこの日がプロ初先発で初安打が初適時打となり初ものづくしの一打となった。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は「ケガ人が続出する中、代わってスタメン出場した選手が役割を果たし、高橋の好投を支えた」と評価した。
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阪神はケガ人が続出する中で、代わってスタメン出場した選手が役割を果たし、高橋の好投を支えたといえる。
ポイントに挙げたいのは三回、先制の場面だ。2死走者なしで1番の福島。相手の山野が好投していただけに、1球目から勝負をかけたくなるものだ。しかし初球はセーフティーバントの構えで1球見て、その後もファウルで粘った後、中前打で出塁。続く岡城の適時二塁打で生還した。
1番打者は9番・投手の次に打席に入る。三回の場合は2死で、福島が初球で凡退してチェンジなら、高橋は打席から間もなくマウンドへ行かざるを得ない。小さなことだが、息も上がっているだろうし慌てて準備するのは投球に影響もあるだろう。福島はここで間を取った。自分の打撃だけでなく全体を見て仕事ができているのだと思う。
岡城も、塁上の福島に盗塁のサインが出たかもしれない中で、3球目まで待って適時二塁打。序盤に先制できたことは大きく、岡城も自信になるだろう。二塁を守った熊谷も二、五回に好守があった。随所でのいいプレーが試合のリズムを作り出した。
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