阪神・ドリス 九回0封締め 盟友・藤川監督に100勝届けた「僕にとっても彼にとってもいい思い出」

 「阪神1-0広島」(26日、甲子園球場)

 監督という立場になった盟友に節目の勝利を届けた。九回、マウンドに上がった阪神・ドリスが無失点リレーを締めくくって今季3セーブ目。藤川監督のセ・リーグ最速タイとなる通算100勝に花を添えた。

 九回のマウンドに向かったのは守護神・岩崎ではなく、ドリスだった。聖地が少しどよめく中、チーム最年長のベテランは「どこのイニングでも、チームの助けになることだけしか考えてない」と実に頼もしかった。

 先頭の小園を遊撃・小幡の失策で出塁させても、集中力を切らさない。「やることは変わらない。落ち着いて一つ一つ丁寧にピッチングするだけ」。その言葉通り、モンテロを三邪飛、菊池を空振り三振、大盛は二ゴロに打ち取り、九回表に「0」を刻んだ。

 現役時代の藤川監督とともに虎のブルペンを支えてきた助っ人は「僕にとっても、彼にとってもいい思い出になった」と笑顔。藤川監督も「素晴らしい仕事をしてくれた」とねぎらった。

 指揮官の「100」を自らの手で届けた今、自身にも「100」が迫る。この日のセーブでNPB通算99セーブ。外国人では宣銅烈を抜いて単独8位に浮上し、節目の記録にも王手をかけた。それでも「もちろん(100セーブが)近づいていることは分かっているけど、チームのために投げていたら、いつか到達する」と泰然自若だ。願うのはチームの勝利のみ。その思いを込めて腕を振り続ける。

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