阪神・福島圭音の判断力 単打で一塁から激走生還 神プレーの決断は「レフトの動きを見て」

 印象に残ったプレーを阪神選手当事者に振り返ってもらう新企画「神プレー」(随時掲載)。初回は21日のDeNA戦(横浜)で、一塁から坂本の単打一本でホームに生還した、福島圭音外野手(24)を取り上げる。自慢の脚を生かしたシーンと、走塁への意識について話を聞いた。

 とにかく速かった。21日のDeNA戦、二回の攻撃。福島は2死から左前打で出塁すると、続く坂本の4球目でスタートを切った。最初は盗塁も意識し、二塁へ直線的に走っていたが、坂本が打ったのを確認。2死ということもあり、帰塁の必要もなく、すぐに角度を作ってベースを回った。

 左中間に飛んだ打球を、左翼が滑り込みながら捕球するのを視野に捉えていた。「レフトの動きを見て、ホームにいくと決めました」と瞬時に判断。三塁コーチャーの田中内野守備走塁コーチも迷うことなく腕を回す。最後は得意のヘッドスライディングで悠々と本塁に生還。スタートを切ってからホームインまで、わずか10秒。自慢の脚力と判断力、走塁技術で球場を沸かせた。

 この場面は2死から福島、坂本の下位打線2人の単打で、1点をもぎ取った。「2アウトからでも塁に出て、得点に絡めたらベストな形」と本人にとってもうれしい得点だった。佐藤輝、森下らの一発で派手に点を重ねることもあれば、スピードで点を取ることもできるのが、今の阪神の強みだ。

 チームとして、走者一塁からの得点が目立つ。18日の中日戦(甲子園)では2度、森下の二塁打で一走の中野が生還。21日も中野は佐藤輝の二塁打で一塁からホームまでかえっていた。田中コーチは「特別なにか変えたことはないけど、みんなが積極的な意識を持っている」と、選手たちの走塁意識の高さに賛辞を贈った。

 福島も日々、1軍の試合で勉強している。「お手本になる選手がたくさんいる。キャンプのときから参考にしてやってきた。自分のプレーにつなげていきたい」。近本、中野のコンビを中心に学ぶことは多いようだ。

 22日にはプロ初盗塁も記録した福島。自らの武器を磨き続け、レギュラーの座を手繰り寄せる。

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