阪神・大山「できる限りのところは話を」佐藤輝「本当に落ちやすい」 三塁カメラマン席に中日・福永落下で球場関係者が対策協議へ
18日の中日戦(甲子園)で福永裕基内野手(29)が三塁カメラマン席に頭から落下し、負傷交代となった。悲劇のアクシデントから一夜明けて、球場関係者らがカメラマン席を確認。今後、同じ事故を防ぐためにも対応策を協議していくと、球場関係者は明かした。一、三塁を守る、阪神の大山悠輔内野手(31)と佐藤輝明内野手(27)もカメラマン席について言及。難しい問題であると理解しながら、改善を求めた。
球場が騒然となったアクシデントから一夜明けて、球場関係者が迅速に協議を開始した。阪神の試合前練習中、カメラマン席を甲子園の球場長や球団幹部らが確認。球場関係者は「これからに向けて、何かをしないと、という。問題意識を持ってという形です」と対策を講じると明かした。
阪神ナインも反応。一塁を守る大山はアップ後にカメラマン席付近を見渡した。「改めて見てみたら高さもある。フェンスが膝ぐらいですし、当たったら落ちるだろうなという感じだった」と危険を再認識した。三塁の佐藤輝も「僕らはある程度、分かっている。それでもやっぱり危ない」と球団に対応を求めた。
選手は全力で白球を追い、分かっていてもアクシデントは起きる。佐藤輝は「あそこは本当に落ちやすい。そこは気をつけながら守っているつもり」と気を張っている。大山も過去にカメラマン席へ飛び込んだことがある。「カウントによっては捕ったらアウトというルール。そうなったら、ここぞの場面では突っ込まないといけないので」。だからこそ、改善が必要だと訴えた。
とはいえ、簡単な問題ではない。大山も「いろいろ話はしていますけど、難しいですね」と課題を挙げた。一つはカメラマンの仕事で「フェンスを高くしてほしいと言ったら、カメラマンさんの撮影もある」と支障が出てしまう。加えて「ファンの方も見えなくなってしまう」とスタンドからの景色も変わってしまう。選手の安全が第一だが、大山はカメラマンやファンのことも考えていた。
聖地はプロ野球に限らず、高校球児も使う。毎年のようにカメラマン席へダイブする姿を目にする。大きな事故が起きれば、全力プレーという美談では済まされない。現時点ではカメラマン席フェンスのラバー部分を厚くして接触時の衝撃を弱める案や、フェンスを高くすることが検討されている。
「球場の考えもありますし、もちろんファンの方の見え方もある。できる限りのところは話をしていきたい」と大山。関係者や選手が意見を出し合い、最善の策を生み出してほしい。(デイリースポーツ・今西 大翔)
