【中田良弘氏の眼】少々の劣勢でも勝ちにもっていける阪神リリーフ陣の層の厚さを改めて見せつけられた 3番手・工藤がほぼ完璧
「阪神7-5中日」(19日、甲子園球場)
阪神が3試合連続の逆転勝ちで今季4度目の3連勝を飾った。中日相手の開幕6連勝は1リーグ時代を含めて球団史上初。同点の六回に近本光司外野手(31)が勝ち越し適時打。佐藤輝明内野手(27)が七回にバックスクリーンにダメ押しの5号ソロを放った。連投の湯浅が3勝目。先発の伊原は1回1/3を5安打4失点で緊急降板した。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「少々の劣勢でも勝ちにもっていける、阪神リリーフ陣の層の厚さを改めて見せつけられた試合」と指摘した。
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先発・伊原がアクシデントで早い回に降板したが、こういう試合をリリーフ陣の粘りで勝ちを拾えたのは大きい。今シーズンの阪神にはなかった、いい流れの勝ち方だったと思う。
序盤から点が動く展開を3番手の工藤が落ち着かせた。スライダーと真っすぐを使い、四回に中軸から3者連続三振を奪うなど、中日打線の勢いを止めた。コントロールも安定していたし、2イニングはほぼ完璧な内容だった。
モレッタは真っすぐの状態が上がってきた。開幕当初の直球はもうひとつ怖さを感じなかったが、この日は迫力があった。七回、阿部を見逃し三振に抑えた外角直球のように、武器であるスライダーに力のある直球が加われば、そう簡単に打てないだろう。
守護神の岩崎を休ませても、ベンチが慌てる様子がまったくない。経験豊富なドリスがいるからだろう。桐敷も一昨年に近い球のキレが戻ってきたし、湯浅も良かった。少々の劣勢でも勝ちにもっていける、阪神リリーフ陣の層の厚さを改めて見せつけられた試合だった。
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