【福原忍氏の眼】なぜ阪神・茨木はプロ初先発初勝利できたのか チェンジアップ有効に奥行きある投球

 「阪神2-0ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 高卒4年目でプロ初先発の阪神・茨木秀俊投手が初勝利を挙げた。6回5安打無失点と好投し、試合は七回裏途中、降雨コールド勝利。入団当時を知る元阪神コーチ、福原忍氏(デイリースポーツ評論家)が内面も含めプロ初勝利の要因を分析した。

  ◇  ◇

 茨木投手はチェンジアップを有効に使い、奥行きのあるピッチングができていました。六回、2死満塁のピンチも、雨で足場が良くない中で何とかしのぎきりました。

 彼は、私が2軍投手コーチを務めていた2023年に入団しましたが、当時からチェンジアップが良かったんです。真っすぐの軌道でスピードが落ちるため、打者のタイミングを外すことができます。性格面も、言葉数は少ないけれど自分がやるべきことを理解し、黙々と取り組む選手。芯の強さがあります。

 この勝利で、真っすぐにもチェンジアップにも自信を持てたと思います。初先発も堂々としたピッチングでしたが、次はもっと楽な気持ちで投げられるでしょう。レベルアップにつなげてもらえたらと思います。

 同期入団で同い年の門別投手が先に1軍デビューしましたが、茨木投手も焦らずに食事面などで努力し、体を大きくしてこの日の勝利につなげました。これから壁にぶつかることもあるでしょうが、2人で切磋琢磨(せっさたくま)して、タイガースの未来を支える投手になってほしいです。

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