阪神高卒4年目・茨木がプロ初先発初勝利「やっとスタートラインに立てた」降雨コールドで異例ウイニングボールなしの珍事「持ってないです。いや~欲しいですね」

 「阪神2-0ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 阪神は今季2度目の完封勝利で、2008年以来となる4カード連続の勝ち越しを決め、首位・ヤクルトと再びゲーム差0・5とした。

 高卒4年目・茨木がプロ初先発初勝利を挙げた。チェンジアップを効果的に使い、6回5安打無失点と好投。試合開始直前から降り始めた雨の影響でグラウンドコンディションが悪い中、堂々の投球を見せた。

 試合の均衡を破ったのは森下だ。0-0の四回先頭で、カウント2-2から奥川の内角低めスライダーを捉えリーグ単独トップに躍り出る今季4号ソロ。ドラフト同期の年下右腕を力強く援護した。さらに佐藤輝が左翼への二塁打でチャンスメークすると、続く大山が今季初適時打をマークし2点目を奪った。

 2点リードの七回の攻撃中、2死一、二塁の好機で雨が強まったため試合が中断。そのまま降雨コールド勝利が決まった。

 初勝利となった茨木。コールド決着で異例のウイニングボールの記念球なしで藤川監督との記念撮影となったが、「1」を示す人さし指を立てて満面笑みで応じていた。

 ヒーローインタビューでは「率直にうれしい。楽しんで自分の投球をしようという思いで投げました。いい緊張感で試合に臨めました。先頭を出すイニングも多かったですし、もうちょっとテンポよく投げられたらよかったが、ゼロに抑えたことを自信に次も投げられたら。やっとスタートラインに立てたかなと思います」と笑顔。六回の2死満塁の場面も「焦りはあったんですけど、あそこは自分で抑えようという気持ちで投げていました」と振り返った。

 勝利球については「持ってないです。いや~、欲しいですね」と苦笑い。「もし届けば、両親に渡したい」と語った。

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