まるで「井戸の茶碗」よく分からんまま 平田2軍監督「全面協力」のもと落語作家のトラ番記者コラム始まります【コラム 若虎界隈】

 落語作家としての一面も持つデイリースポーツの新人トラ番・藤丸紘生記者が、2軍まわりの“若虎界隈”を主観たっぷりに描く新コラム「藤丸記者と若虎界隈 “落語作家”新人トラ番奮闘記」(随時掲載)がスタートします!初めてのトラ番生活にてんやわんやの藤丸記者は、とりあえず平田勝男2軍監督(66)のもとへ新コラム開始の報告に行ったのだが、なぜか怒られ…。

  ◇  ◇

 落語には往々にして「気付いたら、よく分からん仕事・用事に巻き込まれた」という展開がある。思いつく限りでは「井戸の茶碗」なんかがそうだ。面倒ごとに巻き込まれる登場人物を「アホやな」と人ごとのように笑っていたのだが…。

 阪神担当になって3カ月。会社の提案にテキトーに返事してたら、気付けば“よく分からんコラム”が始まりました。岩田部長からは「新人トラ番の取材の動きも入れながら、主観たっぷりの原稿で」との発注。ここまではいいとして、問題は「時には落語的視点もちりばめながら(できる範囲で)」という無理難題。むちゃな要求をしておいて、最後に「できる範囲で」でフォローする感じ、さだまさしの「関白宣言」と同じやり口だ。

 とりあえず2軍を取り上げるコラムを始めるのだから、この人に報告しないわけにはいかない。もちろん平田2軍監督だ。1月から僕はSGLに入り浸り。他社の記者からは「SGL隊長」と呼ばれ始めている。当然、平田さんにも会いまくりだ。試合後の取材では「なぁ藤丸!」とキラーパスを食らい続けている。

 そんな指揮官は常々「全然、俺たち(ファーム)の事が紙面に載ってないよ」と嘆いている。朗報です!ファームにどっぷり浸ったコラム、誕生しましたよ。20日のファーム・ソフトバンク戦(筑後)終了直後、監督取材の場。この日の試合には敗れたので「お疲れさまでした」とロートーンで入ると、「暗いねん!」といまだに納得のいっていない怒られ方をしてしまったが、取材後「実はですね…」とコラムについて話すと「おぉ、いいね!もちろんもちろん、全面協力だよ」と二つ返事。このギャップこそ“勝男節”だ。

 先述の落語「井戸の茶碗」も最後はハッピーエンド。よく分からんコラムの先に、僕にも幸運があると信じたい。

 ◆藤丸紘生(ふじまる・ひろき) 1996年11月26日生まれ、兵庫県宝塚市出身。関大卒。在学中は落語研究会に所属。上方落語協会が主催する落語台本のコンクール「上方落語台本大賞」で入選6回。同コンクールの「殿堂入り」を果たす。22年4月にデイリースポーツに入社し、大阪芸能担当やデジタル担当を歴任。今年から阪神担当に異動。これまで野球は1秒もやったことがない。

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス