【佐藤義則氏の眼】阪神 右の中継ぎで目に留まった早川 ストライクゾーンにしっかり投げ込め左打者にもキレのある球で内角を攻めていた

6回から登板する早川(撮影・北村雅宏)
6回から登板する早川(撮影・西田忠信)
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 「オープン戦、広島1-0阪神」(15日、マツダスタジアム)

 阪神がオープン戦初の完封負けを喫した。打線は広島先発・森らの前に5安打と沈黙。先発の西勇は4回3安打無失点と好投したが五回に2番手で登板した工藤が四球でピンチを招くと、1死満塁から岩貞が平川に決勝の犠飛を許した。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は右の中継ぎとして「目に留まったのが1回無失点に抑えた早川」と評価した。

  ◇  ◇

 先発陣のコマがそろっていて、救援陣の勝ちパターンもほぼ固まっている阪神投手陣で、唯一ともいえる課題がビハインドの展開で送り出す右投手だ。

 候補の一人だった工藤は四球2つを出して交代。制球難は相変わらずで明らかなボール球が目立った。これではベンチも怖くて使えない。同じ失敗を繰り返しており、現状では1軍に残るのは難しいだろう。

 14日の試合で登板した湯浅も候補だが、1回2安打1失点。変化球が高く、抜けた半速球の球を打たれた。決して状態がいいとはいえない。

 そんな中で目に留まったのが、この日4番手で登板し、1回無失点に抑えた早川だ。ストライクゾーンにしっかり投げ込めていたし、左打者に対してもシュート回転することなく、内角をキレのある球で攻めていた。まだ経験の少ない投手ではあるが、こういう投球ができれば、1軍でもある程度使えるだろう。

 先発の西勇は持ち味を発揮して4回無失点に抑えたが、他と比べると、序列的に開幕ローテ入りは難しい。だれかが不調に陥ったり、故障者が出た時など不測の事態に備える立場になるのではないか。

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