【中田良弘氏の眼】阪神・ラグズデール 変化球でカウントを取れる点が大きい ただ走者を背負った時のピッチングに課題

 「オープン戦、阪神4-1西武」(11日、甲子園球場)

 阪神が西武に競り勝った。先発した新外国人のカーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=は4回3安打1失点。150キロ台前半の速球とカーブなどを交えて6三振を奪ったが、3盗塁に課題を残した。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「変化球でカウントを取れる点が大きい」と評価した。

  ◇  ◇

 先発した阪神・ラグズデールは、変化球でカウントを取れる点が大きい。二回1死で、桑原に対して1ボールからの2球目に変化球でストライクを奪ったシーンが象徴的だ。ストレートも思ったより速く、変化球をコントロールできるのが彼の持ち味だと思う。

 一方で、走者を背負った時のピッチングに課題が見えた。この試合も3盗塁を許したが、一度もけん制をしておらず、あっさりと走られている。もっとボールを長く持ったり早く投げたりと、タイミングを変えながら投げる工夫が必要だろう。

 外国人投手は走者を出して揺さぶられると、カウントを悪くして崩れることが多い。ただ、ラグズデールはこの日の投球を見る限り、そういうこともなさそう。それだけ安定感があるといえる。

 2年目の木下は期待通りの投球だった。真っすぐが速く、攻めの投球ができていた。フォークの精度を上げれば、今年も十分通用しそうだ。投手陣は総じて順調に来ている。他球団に勝つ前にチーム内競争に勝たなければならないところに、阪神の強さを感じる。

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