阪神 野手・西純が執念V撃「落ちろと思って走ってました」転向後聖地初安打 藤川監督思わずニッコリ
「オープン戦、阪神2-1西武」(10日、甲子園球場)
野手、西純矢が甲子園に帰ってきた。打てば阪神勝ち越しという状況で、果敢にバットを振った執念がこの日一番の大歓声を甲子園にもたらした。
1-1の同点で迎えた八回1死三塁の好機で打席が巡ってきた。「何とかランナーをかえしたい」。野手転向後、初めて甲子園の打席に立った男はその一心だった。
マウンドには難敵・ウィンゲンター。「自分から仕掛けないと何もできずに終わる」と初球から仕掛けたが、135キロのスライダーにバットは空を切った。その後、冷静にボールを見極め、カウント3-1に。5球目、この打席で初めて投じられた154キロの直球を振り抜いた。
「全然良い当たりじゃなかったんで、落ちろと思って走ってました」。打球は前進する中堅・茶野と、背走する二塁・滝沢の間にポトリ。泥くさくバットを振り込んできた日々を体現するかのような中前適時打で決勝点をたたき出した。
執念の一打に、ベンチの藤川監督は思わず笑顔と拍手。「SGLでやっているゲームもしっかり見ていますから。理由なく呼ぶことはない」とファームでの結果も含めて評価した。今春の実戦成績は8試合の出場で、打率・385となった。
この試合、六回の守備から途中出場した西純を、聖地のファンは大歓声で迎えた。「キャンプの時からずっと本当に温かい応援をいただいている」と感謝。だからこそ「まだやることは多い。今日の結果に満足せず、明日から頑張りたい」。野球人生の第2章を歩む背番号120は表情を引き締めた。
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