阪神 外国人の残留はドリスだけ 新助っ人の4選手に求められる役割 遊撃手、左右の先発候補、課題の中継ぎ右腕 戦力の底上げになるか
阪神は新戦力の補強として、今オフは4人の外国人を獲得した。逆に支配下登録の外国人で残留したのはドリスだけ。残留交渉を続けていたデュプランティエをはじめ、ヘルナンデスやネルソンなどとは契約を結ばなかった。
では、4人の新助っ人に求められる役割は何なのか。まず、キャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=は遊撃手のレギュラー候補として期待される。昨季、マイナーでは打率・266、20本塁打、66打点。通算でも85本塁打とパワーもある。
なんと言っても、守備が最大の魅力だ。本職は遊撃で内野の全ポジションを守り、左翼の経験もある。竹内球団副本部長は「肩が強くハンドリングも柔らかい。守備でもチームに貢献してくれる」と話した。
チームの遊撃手は併用が続いた。木浪や小幡が中心で、25年は熊谷も台頭。高寺や2軍では山田なども控えるが、確立されていない。ディベイニーが定位置をつかむことになれば選手層は厚くなり、魅力的なオーダーを組むことができる。
そして、投手陣は3人が新たに加わる。まず、イーストン・ルーカス投手(29)=前ブルージェイズ=。最速156キロの本格派左腕で先発として期待される。昨季はブルージェイズで6試合に投げ、3勝3敗、防御率6・66の成績だった。3Aでは17試合で2勝3敗、防御率3・78。64回1/3を投げ、イニングを上回る68三振を奪った。
「左の先発投手として期待をしております。ストレートも速いですし、変化球も多彩。打ち取り方も分かっている」と竹内球団副本部長。左の先発は大竹や高橋、伊藤将などがいるが、1年間ローテを守った選手はいなかった。ルーカスの加入で競争も激しくなりそうだ。
2人目はカーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=。身長203センチの超大型右腕だ。デュプランティエが退団となり、右の先発候補として期待される。昨季はマイナーで3チームを渡り歩き、計26試合(19先発)に投げ、7勝8敗、防御率5・22の成績。まだ27歳と若く、未知の可能性を秘めている。
竹内球団副本部長は「リリースの高さが有効になるんじゃないか。角度のあるボールで速い球を投げられる。なかなか日本のピッチャーにはいないタイプ」と先発ローテ入りにも期待していた。
最後はダウリ・モレッタ投手(29)=前パイレーツ=。最速159キロの直球と不規則に変化する“魔球スライダー”が武器だ。藤川監督が課題の一つに挙げていたのが右のリリーフの整備。メジャー通算112試合の登板で奪三振率は10・65と経験も実績も兼ね備えている。
竹内球団副本部長は「メジャーでの経験もあり、中継ぎ投手としての経験は豊富です。来季はチームでも主に中継ぎとして大事な場面で登板し、チームの勝利に貢献してくれると期待しています」と期待。モレッタが思い通りの活躍をすれば、守護神の岩崎やセットアッパーの石井、及川らとともに強力なブルペン陣を形成できる。
チームは連覇を目指す中、課題を埋めるための補強に着手した。助っ人が期待通りに働けば、間違いなく25年以上の強さを誇る。もちろん、この外国人たちに負けじと競争が生まれることで底上げにもなる。この4選手がどんな風を吹き込むかに注目だ。
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