阪神 野手転向の西純は激動の1年 野手として初のキャンプは「充実感」 外野手登録の育成選手として再スタート

 阪神の注目の若手選手を紹介する企画第4回は育成の西純矢外野手(24)を取り上げる。投手登録だった今年2月に「右肘関節鏡視下関節鼠摘出術」を受け、懸命なリハビリに励んだが、投手としての今季中の復帰は叶わなかった。11月に野手転向が発表され、育成選手として再出発。「120」の新しい背番号で外野手登録となった。

 野手として初めての安芸・秋季キャンプ。初日から走攻守で慣れないトレーニングに苦しんだ。「めちゃくちゃ大変でした」。外での打撃や守備を終えたあとも、外が暗くなるまで室内で打ち込みヘトヘト。投手時代から打撃力に定評があったが、久しぶりの打撃練習に「(感覚は)全然良くないです。タイミングがうまく取れない」と壁にぶつかった。

 キャンプ中の11日には中日との練習試合で初めて野手として代打で出場。結果は7球粘るも三振に倒れた。「久々の打席ですし、すごく緊張した」と振り返り、「せっかく出させてもらったので打ちたかったです」と悔しさをあらわにした。

 16日には再び中日との試合。三浦の直球をはじき返し、中前打に。野手転向後初安打を記録した。待望の一本に気持ちは楽になったが、「自分のスイングはできなかった。そこは悔しい」と反省の言葉を口にした。キャンプを振り返り、「充実感はあります」とすがすがしい表情で話した。野手として再び這い上がるために。上々の再スタートを切った。

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